アルピーヌF1チームは、オスカー・ピアストリを巡るF1の契約承認委員会で勝訴しても、必ずしも2023年にピアストリを乗せるわけではないとF1ジャナーリストのアダム・クーパーは語る。月曜日に双方が契約を主張するアルピーヌF1チームとマクラーレンが契約承認委員会で対峙する。アルピーヌF1チームは、リザーブドライバーのオスカー・ピアストリを2023年にフェルナンド・アロンソの後任として乗せられると考えていたが、マクラーレンと契約を結んでいるとされるピアストリはそれを拒否している。
だが、アルピーヌF1チームの契約が有効と判断された場合でも、オスカー・ピアストリが2023年にチームのために走るとは限らないとアダム・クーパーは語る。1つは、アルピーヌF1チームが価格をしてマクラーレンにオスカー・ピアストリを売却すること。だが、すんなりとピアストリをマクラーレンに渡すかは疑問だ。そして、その場合は、オスカー・ピアストリを雇いたいと考えている他チームも含めた入札が可能となる。そして、もう1つの仰天プランが、アルファタウリと契約を結んでいるピエール・ガスリーとトレードするというアイデアだ。その場合、すでにダニエル・リカルドとの契約を解除しているマクラーレンは、オスカー・ピアストリ、ピエール・ガスリー以外からドライバーを探さなければならなくなる。アルピーヌF1チームが敗訴した場合も法的措置が取られる可能性もある。F1チーム代表のオトマー・サフナウアーは、アルピーヌがテストプログラムなどに費やした資金を回収するために損害賠償請求を検討することを示唆している。