アルピーヌF1のCEOを務めるローラン・トッシは、アルピーヌとしてのブランド変更が、ルノ・グループがF1を継続することを正当化したと語る。2016年にワークスF1チームとしての活動を最下位したルノーだが、近年では撤退が囁かれていた。しかし、今年からアルピーヌF1へとブランドを変更し、鮮やかなブルーのカラーリングでグループのスポーツカーブランドを宣伝する。
「ルノーとF1の背後にある考え方は、さまざまな理由で社内で常に疑問視されていた」と、ルノーのCEOであるルカ・デメオに直属ローランス・ロッシは Auto Hebdo に語った。「問題が発生し、コストを削減しなければならないとき、常に経営陣はF1プロジェクトに何の価値があるのかを疑問に思った。だが、それは理にかなっている」「何年もの間、F1に参加する価値があるかどうかが考えられてきた」ローラン・ロッシは、問題はF1が主に競技パフォーマンスに焦点を合わせたスポーツであり、多くの点でルノーの市販車販売と一致していないことだと述べた。「F1は我々の商用製品とはあまり関連性がなく、それがクリオスとメガーヌの販売に本当に役立つのか疑問視されていた」とローランス・ロッシは語った。 「アルピーヌとF1は、はるかに論理的な組み合わせだ。ブランドはメディアの注目を非常にうまく利用できるようになるだろう」「2週間ごとに5億人がロゴを見る23戦グランプリ。それは間違いなく成果を挙げるだろう。アストンマーティン、メルセデス、マクラーレン、フェラーリといった良い企業のなかでは特にね」
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