スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、2023年F1第13戦ベルギーGPの決勝を振り返った。スパ・フランコルシャンでのレースで、角田裕毅は11番グリッドから健闘し、10位でフィニッシュ。自身とチームに8戦ぶりのポイントをもたらした。
19番グリッドのダニエル・リカルドはタイヤに苦戦して精彩を欠き、16位でレースを終えた。「裕毅が11番手、ダニエルが19番手でレースをスタートしたので、2台のクルマで戦略を分けることにした。裕毅はミディアムコンパウンドでスタートし、ダニエルはソフトタイヤでスタートした」「裕毅は素晴らしいスタートを切り、8番手に順位を上げ、長い間そのポジションをキープしていた。レース後半でさらに雨が降るのを待って、ピットストップを延期してステイアウトしていたクルマもあったようだ。裕毅は一時6番手につけていたが、もちろん他のクルマのほうが速かったし、オーバーテイクも可能だった。最終的に裕毅は10位でフィニッシュし、チームにとって非常に重要な1ポイントを獲得した」「さらに重要なことは、エアロ開発が正しい方向に進んでいることであり、これはビスターの人々が良い仕事をしている証拠だ」「ダニエルに関しては、金曜日の予選でターン4でのトラックリミット違反によりラップタイムが抹消され、今日はグリッド後方からのスタートとなった。昨日はスプリント・レースでポイント獲得まであと一歩という素晴らしいパフォーマンスを見せていただけに残念だ。今日は後方からのスタートで、オーバーテイクが本当に難しかった。まだマシンの負荷が足りないが、ダニエルがマシンとタイヤに慣れてくれば、きっといい仕事をしてくれると確信している。」「全体としてチームはとてもいい仕事をした。久しぶりにポイントを獲得できたので、とても満足しているし、まだパフォーマンスを向上させることができると思うので、シーズン後半を楽しみにしている」
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