スクーデリア・アルファタウリのジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)が2022年F1アブダビGPの予選を振り返った。予選では角田裕毅がQ2進出を果たし、わずか0.151秒差をQ3に届かず12番手で終えた一方、ピエール・ガスリーはQ1で敗退して17番手でセッションを終えた。
「コーナー入口での安定性やコーナーリング性能などを高めるべく、徹夜でセットアップとツールの設定に小さな調整をいくつも加えた」とジョディ・エギントンはコメント。「FP3では裕毅からは幾分向上が感じられると報告を受けたが、ピエールはいきなり右フロントタイヤがパンクしてしまったので走行が制限されてしまい、バランスの正確なデータを得ることができなかった」「予選では裕毅がさらに良くなり、比較的楽にQ2まで進出できたが、ピエールは少し苦しんでしまい、Q2へ進出できなかった。裕毅はQ2でも好調を維持し、ユーズドタイヤと新品タイヤの両方で良いタイムを記録したが、激しい中団争いの中、12番手で終えて、惜しくもQ3進出を逃した」「明日の決勝だが、昨シーズンよりもタイヤのデグラデーションが高いようなので、この点に注意しつつチャンスを逃さないようにしてコンストラクターズチャンピオンシップの順位を上げるという目標を達成したいと思っている」