スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2022年F1第13戦ハンガリーグランプリの金曜フリー走行を振り返った。先週のフランスでAT03にアップデートを投入したスクーデリア・アルファタウリは、そこで学んだことを今週末のハンガロリンクに還元することを期待していた。
しかし、タイヤのグリップに苦戦を強いられ、ピエール・ガスリーは15番手、角田裕毅は19番手とタイムシートの下位に沈んだ。「先週のフランスで新しい空力パッケージのパフォーマンスについて多くのことを学び、我々はすでに準備が整った状態でハンガリーに到着した」とジョナサン・エドルズはコメント。「したがって、このサーキットに合わせてセットアップを調整し、バランスを改善するために2台の車でいくつかのテストを実施した」「FP1では、ハードタイヤとソフトタイヤを使用した。ハードのグリップは予想よりもはるかに小さく、ソフトに介入するグリップが大きかったため、最初のプッシュでパフォーマンスを最大化できなかった」「ハードのパフォーマンスは、FP1のロングランでも明らかだった。トラックは非常に暑く、ハンガロリングのタイヤエネルギーでタイヤが苦労していたため、デグラデーションが大きかった」「FP2に関しては、変更はこれらの問題を修正することを目的としていた。ソフトタイヤのグリップの予想される増加を見つけることができなかったので、なぜそうなったのかを理解し、それに対処するために明日のセットアップをアップデートする必要がある」「今日示したパフォーマンスは我々の期待に沿っていないので、今夜はやるべきことがたくさんある」「明日は天気に疑問符がいくつかある。これは、これがレース前の最後のドライランになる可能性があることを意味している。いずれにせよ、我々は制限を理解し、週末の残りのために改善を行うように努力を続けていく」