スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2022年F1バーレーングランプリの初日の作業を振り返った。FP1では、ピエール・ガスリーがトップタイム、角田裕毅が9番手タイムの幸先のいいスタートを切ったスクーデリア・アルファタウリだったが、路面温度が下がったFP2では苦戦。ガスリーは13番手、角田裕毅は14番手とライバルがタイムアップするのとは対照的に順位を落とした。
「我々はFP1にすぐに競争力を発揮したが、その後のFP2の満足度はいまいちだった」とジョナサン・エドルズは語る。「FP2では、変化するトラックコンディションに追随できず、両方の車がグリップの欠如と困難なバランスに苦しんでいた。 我々が苦戦しただけでなく、他チームはFP1とFP2の間でパフォーマンスを大幅に向上させたようで、ギャップが強調された」「FP1で示したように、基本的には車に問題はない。そのため、FP2のパフォーマンスを理解し、明日にむけて車に適切な変更を加えるために、今夜は多くの作業が必要となる。路面温度は今夜と同じになるので、それは予選にとって特に重要だ」ピエール・ガスリーは「今日は2つのまったく異なるセッションだった」と語る。「FP1でタイミングのトップに立ったけど、2回目のセッションでは13番手だった。2つのとても対照的な結果だ。純粋に僕たちにとって気温の高い路面コンディションが助けになったと思うし、車は本当に決まっていたように思うけど、夜の低い気温では苦しんだ」「すべてを詳しく調べて、何が起こったのかを理解する必要がある。特にここバーレーンは予選とレースがどちらも夜に行われるからね」「ロングランのペースはショートランよりも少し良かったとは思うけど、まだこのようなコンディヨンでのパフォーマンスを完全に理解するためにはやるべきことがたくさんある」角田裕毅は「FP1ではかなり順調なスタートを切れましたが、2回目のセッションでは少し苦しみ始めました。今日の制限が何だったのかを見て、明日に向けてどのように改善するかを確認するために今夜は懸命に作業をする必要があります」と角田裕毅はコメント。「テストの後、僕たちは大きなステップアップを果たしていますし、車ははるかに快適に感じていますが、まだコンマ数秒見つけることができますし、トップグループに近づけることを期待しています」「プラクティスセッションがあと1回残っているので、予選にむけて改善を行う時間はまだあります」