アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、ピエール・ガスリーがチームとの18か月間で“常にパフォーマンスを向上させている”と称賛する。レッドブル・レーシングとのスティントに失敗した後、ピエル・ガスリーは2019年の夏休みの後、姉妹チームのアルファタウリ(当時トロロッソ)に降格。それ以来、ファエンツァチームのリードドライバーであり続けている。
ピエール・ガスリーは、すぐにが自信を取り戻し、素晴らしい結果を生み出し始めた。昨年のF1イタリアGPでは見事なF1初勝利を挙げている。2021年もピエール・ガスリーは輝き続け、ほぼ一人でアルファタウリ・ホンダをコンストラクターズ選手権5位に導いている。現在、アルファタウリ・ホンダF1は、アルピーヌと同ポイントだが、ピエール・ガスリーはF1アゼルバイジャンGPでの表彰台と2回の4位フィニッシュに後押しされ、ドライバーズ選手権で9位にランクインしている。過去2回のグランプリでは、コンストラクターズチャンピオンシップで上位を争っているフェラーリとマクラーレンのすべてのマシンを予選で上回った。「ピエールは常にパフォーマンスを向上させている」とフランツ・トストは語る。「今シーズンの初めと今の彼を比較すると、彼は技術的な側面の理解からマシン内での彼の行動までさらに大きな一歩を踏み出している」「技術的な報告会をいたばかりだが、彼は予選ラップでマッピング面で多くのポジションを変更していた。このマシンとパワーユニットが非常に複雑であるが、それは彼がどれほど成熟しているか、マシンのテクニックをどれほどよく理解しているかを示している」「予選ラップ中にいくつかのモードを変更するとパフォーマンスを向上させるのに役立つ。彼は素晴らしい方法でそれを行っており、その結果5位だった」アルピーヌとアルファタウリ・ホンダは、どちらも112ポイントでブラジルを離れた。フランツ・トストは、アルファタウリ・ホンダのF1マシンは現時点で明らかに2チームとの比較で最速であることを認めているが、アルピーヌF1のエステバン・オコンでF1ハンガリーGPを優勝したことを考えると「1レースですべてを変える可能性がある」と警戒を続けている。「通常、スクーデリア・アルファタウリはこのポジションに落ち着く必要がある。私の意見では、我々のマシンの方が速いだ」とフランツ・トストは認めた。「2人の素晴らしいドライバーがいて、チームは本当に良い仕事をしている。しかし、アルピーヌはブダペストでほぼすべてのポイントを獲得しており、何が起こるかわからない。つまり、1レースですべてを変える可能性がある」「したがって、算術的な状況が明確でない限り、我々が前にいるとは決して言えない」