アルファタウリ・ホンダのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1トルコGPの予選を振り返った。アルファタウリ・ホンダは、2台揃ってQ3進出を果たし、ピエール・ガスリーが5番手、角田裕毅が10番手でセッションを終了。ルイス・ハミルトンが10グリッド降格ペナルティを受けることで、ガスリーが2列目4番グリッド、角田裕毅は5列目9番グリッドからのスタートとなる。
「FP2、そして両ドライバーが苦戦していたことを踏まえ、我々はバランス面を改善するためにマシンに大きな変更を加えた」とジョナサン・エドルズは語る。「FP3はウェットだったので、予選に向けてのドライのセッティングを試す機会がなかった。しかし、そのコンディションでもセッティングは上手く機能していることが分かり、ポジティブに感じた」「FP3では、濡れているサーキットに対するタイヤについての理解を深めるために、いくつかのテストをしていた。それと共に、マシンは良いペースでの走りを見せていた」「予選では、各ドライバーで少し異なるプランを進めることにした。裕毅に高い位置でのスタートポジションを獲得してもらいたかったので、ソフトのアディショナルセットを提供した。一方ピエールに関しては、Q2でミディアムタイヤを使用することによって彼のレース戦略を最適化しようと考えた」「ピエールは毎周を全力で走りきり、素晴らしい土曜日の午後を迎えることができた。P4をギリギリで獲得できなかったのは残念だが、徹夜でルクレールとのギャップを埋めるために施した改良が上手く機能していた。同様に、裕毅も本当にステップアップをしたと思う。彼がQ3に再び進出できて嬉しい。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれて、明日は両マシンともにトップ10以内からのスタートとなる」
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