アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1トルコGPの金曜フリー走行を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが9番手、角田裕毅が11番手で初日のセッションを終了。ライバルよりも遅れをとっており、バランス面に課題を残した。
「去年の我々の観測状況と、今週末に向けてサーキット側が施したグリップの改善措置の影響を踏まえると、どのようにタイヤが働くのかなどが全くわからない状況で今回に臨むことになった」とジョナサン・エドルズはコメント「ローグリップコンディションに対するプランを組んでいたが、最初のプッシュラップがすでに去年のドライコンディションで達成した記録を上回っていたので驚いた。つまり、もっと通常のコンディションへと戻ったと言える」「これは、朝のセッションのトラックコンディションに対してマシンが最適化されていないということを意味し、FP2に向けていくつかの変更が必要だった。良い方向へ向かっているとは思うが、まだバランス面への作業が必要であり、明日に向けてまだまだ改善の余地があると思っている」「また、裕毅は別のアプローチを取っており、ここまでは上手く進んでいる。自信もつけてきていて、パフォーマンスも良いと思う」「天候は明日のセッション、特にFP3にエキサイトメントな影響を及ぼすと思いますが、今夜マシンに対して更なるパフォーマンスを見出せると信じている」