アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、ピエール・ガスリーと角田裕毅の“代わりはいない”と語り、2022年も同じドライバーラインナップを継続することを計画している。アルファタウリ・ホンダF1は、2021年に新しいラインナップでシーズンに挑んでいる。ピエール・ガスリーは残ったが、ダニール・クビアトに代えて、ホンダとレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅を起用した。
グリッドのどのチームよりもレッドブルの姉妹チームは過去に何度もドライバーラインナップを変更していたが、フランツ・トストは2022年に再びそれを目にすることはないと示唆する。「来年もピエールと裕毅とレースを続けていきたいと思っている。そこに他のドライバーはいない」とフランツ・トストは motorsport-total.com に語った。もし、レッドブル首脳陣がアルファタウリのドライバー変えることを決心、もしくはピエール・ガスリーが離脱を決心した場合、アレクサンダー・アルボン、そして、レッドブル育成ドライバーとしてF2を戦うリアム・ローソン、ユーリ・ヴィップス、ユアン・ダルバラのトリアが論理的な候補になるだろう。それにもかかわらず、フランツ・トストは、彼らのいずれか、もしくは現実的に獲得可能な他のドライバーを現在のデュオの潜在的な後任として見ていない。「変わりのドライバーは見当たらない」とフランツ・トストは付け加えた。「ピエールは素晴らしい仕事をしており、裕毅は新人だ。彼も良い仕事をしている。とにかく彼は経験を積んでたくさん学ぶ必要がある」「だが、それは特別なことではない。若いドライバーにとっては理にかなっている」アルファタウリF1がドライバーを落とすとしたら、それはほぼ間違いなく角田裕毅だろう。今年、ピエール・ガスリーは非常に印象的が、角田裕毅はチームメイトのペースに匹敵できず、多くの負必要なミスを犯している。だが、フランツ・トストは心配しておらず、F1サーキットに慣れれば、来シーズンは良くなると確信している。角田裕毅にとって、F1サーキットの多くはこれまで運転したことがないものだった。「これからは彼もトラックを知っている」とフランツ・トストは語った。「裕毅はシーズン後半にも知らないトラックがあることを忘れてはならない」角田裕毅は、F1ハンガリーGPのFP1でクラッシュを喫して、予選Q1で敗退した。フランス・トストは、これ以上多くの間違いを犯さないことを確信しているが、仮にミスをしても大きな問題になるとは感じていないと語る。「彼はこれ以上多くのミスはしないと確信している」とフランツ・トストは語った。「しかし、見てみるつもりだ。彼はルーキーであり、ニューカマーだ。そして、新しいドライバーがチームに来たとき、ミスを犯すことを受け入れる必要がある」だが、FP1という早い段階でミスを犯すのは避けなければならない。角田裕毅はFP1でのミスは「ガスリーに追いつこうとしていた」ためだと説明したが、FP1の段階でそのようなタイムを追い求める必要はまったくなく、週末を見据えてクルマを作り上げることを優先させる必要がある。