アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2021年にF1デビューを果たす角田裕毅が“数レース”で競争力を発揮し始めるはずだと太鼓判を押す。角田裕毅は、F1に昇格する最新のレッドブル・ジュニアであり、2021年にホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリでF1デビューを果たす。チームで最後にレースをしたルーキーのアレクサンダー・アルボンはわずか11戦後にレッドブル・レーシングへと昇格を果たしている。
だが、厳しい評価で知られるレッドブルは、結果を出せなかったアレクサンダー・アルボンをリザーブドライバーに役割に降格させている。過去にレッドブルは結果を出せなかったドライバーはジュニアチームへと降格させていたが、今年はピエール・ガスリーのチームメイトとしてすでに角田裕毅と契約していたため、そのような異動を実現することはできなかった。7年ぶりの日本人ドライバーとなる角田裕毅は、昨年のFIA-F2をランキング3位でフィニッシュしてF1グリッドに到着する。2月19日(金)に発表されるアルファタウリ・ホンダ AT02の準備時間は、プレシーズンテストが3日間に短縮されたことで、ピエール・ガスリーと分担することで1日間しか得ることができないが、チームは旧型車で角田裕毅に走行時間を与えている。それにより、フランツ・トストは、角田裕毅がデビューシーズンですぐにスピードアップすると感じている。「彼は数レース以内に非常に競争力を発揮できると思う」とフランツ・トストは Gazzetta dello Sportに語った。「彼はマシンの技術面を理解しており、バトルに非常に強い。彼はすでにF2でそれを示している」「新しいルールのせいで、角田が新しいマシンに乗る時間がほとんどないのは事実だ。その結果、彼は新車で1日半しかテストできない。それが我々が彼のためにプログラム全体を設定した理由だ」「それに昨年11月に彼はすでに我々の古型マシンを運転している。その後、アブダビでのルーキーテスト、イモラでのテスト、ミサノ・サーキットでのテストが行われた」「したがって、バーレーンでの最初のレースまで、彼はF1カーで約3500~4000キロを運転していることになり。ドライバーはF1カーのスピード、ブレーキ、ステアリング、空力に慣れなければならないので、それが必要だ」「彼には驚きの連続だよ。F1のルーキーにとって重要な要素は、エンジニアの情報をいかにマシンコントロールへつなげることができるかだ。裕毅は早くも素晴らしい仕事ぶりを見せているね」「テストではスピンもクラッシュもせず、優れたラップを刻んでいる。トラック内でのバトルも得意としているし、彼はレースにおけるテクニックもある」「彼はすでに競争力を備えていることを示している。我々が昨季よりも戦えるマシンを手にすることができれば、彼はサプライズを起こすだろう」
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