アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの金曜フリー走行を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが6番手、ダニール・クビアトが9番手と2台がトップ10入り。残りの週末に期待をもたせる初日となった。
「シーズンは終わりに近づいているが、今日テストするものが何もないというわけではない。ここにもテストして理解する必要がある空力パーツをいくつか持ち込んでいるし、各チームがピレリのために評価する2021年タイヤを2セット追加で与えられた」「ほぼずっとコース上にマシンを走らせていることが目的だったため、両方のフリープラクティスはかなり忙しかった。FP1はロングランでの2021年タイヤを理解するだけでなく、新しい空力コンポーネントを有効にして理解する必要もあったため、そのセッションでは実行できたセットアップ作業は少なかった」「データを見直して、マシンにいくつか変更を施した。リアリミテッドのトラックでタイヤ選択がアグレッシブだったこともあり、リアのデグラデーションが高く、FP2に向けてそこに対処する必要があった」「FP2は2020年タイヤと2021年タイヤを比較するショートランでスタートし、その後、通常のプログラムを続行した。我々が施した変更によってマシンが改善され、期待通りの優れたパフォーマンスが見られたといっても過言ではない」「デグラデーションによってロングランとレースはトリッキーになるだろう。レースに向けてデグラデーションを減らすために何をしなければならないかを理解する必要がある。今夜はそこが焦点となる」