アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの初日のフリー走行を振り返った。アルファタウリ・ホンダは、FP1でダニール・クビアトが4番手タイム、ピエール・ガスリーが6番手タイム、FP2でピエール・ガスリーが4番手タイム、ダニール・クビアトが7番手タイムと混戦のミッドフィールドで優れたパフォーマンスを示した。
「チームは先週末のスパで予選とレースの両方で良いパフォーマンスを示していた。特に空力特性でスパと似たような特性を持つモンツァに来て、我々はミッドフィールドで再び強力なパフォーマンスを発揮できることを期待していた」とジョナサン・エドルズはコメント。「FP1はマシンの空力構成を最適なすることを機会することに費やし、2台のマシンで複数のテストを実行して、ダウンフォースとドラッグで最適な妥協点を突き止めることができた」「セットアップの最適化にも目を向けた。今週の大きな違いのひとつは、先週よりもトラックがかなり暑いため、タイヤのパフォーマンスが異なることだ。以前の週と比較してここではいくつか異なるバランス面の制約があり、FP1ではそれらに対処することに取り組んだ。ドライバーはパフォーマンスに満足していたが、1回目のプラクティスのバランスには超満足というわけではなかったので、FP2にむけてさらなる変更を加えた。マシンはショートランとロングランの両方で競争力を見せており、それが正しい方向に進んでいるようだ」「FP2終盤のピエールの走行は最後のピットストップのためにピットレーンには入った際に発覚したダンパーの問題によって短縮されてしまったが、最終的にそのセッションでそれほど多くの時間を逃したわけではない」「エンジンモードに関する最新の技術指令が導入されたため、誰がどの位置にいるかを理解するのは困難だ。自分たちの週末のために何がベストかはわかっているが他チームが金曜日に何をしているかはわからない。フィールドのリアルなランキングを理解するのは少し難しいが、収集したすべてのデータによれば、我々は戦いの中にいるし、ミッドフィールドで戦う能力がある。明日の予選、そして、日曜日のレースで良いパフォーマンスを発揮することを楽しみにしている」