フェルナンド・アロンソは、オリオール・セルビアのインディ500のシートを購入することは“非道徳的”だったと感じたようだ。フェルナンド・アロンソとマクラーレンはインディ500で予選落ちを喫したが、インディ500のルールでは、予選落ちしたチームが予選を通過したチームのエントリーを購入してグリッドに並ぶことが許されている。
マクラーレンは、アロウとパートナーシップを結んでおり、アロウ・シュミット・ピーターソンのオリオール・セルビアのシートに照準を定めていた。ザク・ブラウンがオリオール・セルビアのマシンでインディ500に出場する可能性について伝えた際、フェルナンド・アロンソはオリオール・セルビアに電話をしたという。「問題が提起された夜にフェルナンドと話をした」とオリオール・セルビアは El Mundo Deportivo にコメント。「彼は僕に電話をしてきたけど、とても透明だった。彼は僕がどう考えているかを聞いてきて、僕はもちろん自分のシートに誰かが乗るのは嫌だと伝えた。でも、僕はそれが個人的なことではなく、自分がしなければならないかもしれないとわかっていた」「彼は僕のシートや予選を通過した誰かのシートを奪うのは非論理的だと感じているようだった。それは彼の気品を示すもうひとつの詳細だ」「マクラーレンも彼を望んでいたし、彼はトリプルクラウンを勝ち取ろうとしていたので、彼が別のクルマに乗るという選択肢があることは理解していた。でも、彼は倫理と道徳を示した」オリオール・セルビアは、フェルナンド・アロンソがインディカーの世界にはシートを購入する可能性が存在していたことに“驚いていた”と明かした。「彼は『彼らはクレイジーだ!』と言っていたよ。マクラーレンのようなチームが到着して『「我々はマクラーレンだ。我々は自分たちに何ができるかを示すためにここにいる」と言っているときにその場所を買うのはかなり醜いことだ』と言っていた」オリオール・セルビアは、フェルナンド・アロンソが2020年もしくはそれ以降に再びインディ500に挑戦することを望んでいると語る。「マクラーレンと一緒かどうかに関わらず、彼が挑戦することを望んでいる」とオリオール・セルビアはコメント。「もしそれがマクラーレンであれば、彼は準備を整えて戻ってくるだろう。そうでなければ、彼は望んでいるどのクルマにも乗ることができる」「マクラーレンで起こったことは、彼らはF1にあまりに集中しすぎていたんだと思う。奇跡は起こらないし、彼らはあまりにも準備ができていない状態でここに来た」