フェルナンド・アロンソは、インディ500の予選1日目に30番手以内のタイムを記録できず、2日目に最後列の3つのグリッドをかけた一発勝負のシュートアウトに回ることになった。「冷静さを保つ必要がある。チームの全員、そして、僕にとって難しい瞬間だったけど、今の僕たちにできることはそれほど多くはない」とフェルナンド・アロンソはコメント。
5月18(土)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで7時間の予選セッションが行われ、36台が決勝に参加できる33のグリッドをかけて走行した。フェルナンド・アロンソは午後に4回の走行を実施。1回目の走行ではパンクに見舞われ、それ以降もハンドリングに苦しんだ。「午前中のコンディションはそれほど悪くなかった。でも、状況は素早く動いていた。午後1時に出ていったけど、その時にパンクに見舞われた。気温が低くなる後半まで出ていくのを待っていたし、チャンスを得て、改善するのを待とうとしていた。でも、十分ではなかった」残り30分での最後の走行で227.224mphをマークして暫定で29番手に浮上したフェルナンド・アロンソだったっが、その後、フェリックス・ローゼンクヴィスト、J.R.ヒルデブラント、グラハム・レイホールがタイムを更新したことで31番手に降格した。フェルンド・アロンソは、マックス・チルトン、パトリシオ・オワード、セージ・カラム、カイル・カイザー、ジェームス・ヒンチクリフと残りの3グリッドをかけて戦うことになる。1回目のインディ500挑戦では6台体制でアンドレッティ・オートスポーツのマシンを走らせるという整った環境での参戦となったフェルナンド・アロンソだが、今年はカーリンのサポートはあるものの、マクラーレン・レーシングとして1台体制という環境での挑戦となり、アロンソは現状を冷静に受け止めている。「僕たちのスピードはトップ10には十分ではなかった」とフェルナンド・アロンソは認める。「僕たちにはスピードがなかったし、今日の結果は僕たちに見合ったものだ。明日、レースに参加するためのチャンスを得られることを願っている。出れないのでれば、そういうことだ。僕たちはそれに相応しくないということだ」「一晩かけていろいろと試してみるつもりだ。でも、1日で見つけられることはそれほど多くない。6台のうち上位3台になれることを願っている」フェルナンド・アロンソは、水曜日のクラッシュを含め、厳しい一週間だったと認める。「週末ずっと僕たちにとって難しかった。小さな問題は助けにならない。僕たちは自分たちにできる最大限のことをやった。残念ながら、完璧というわけにはいかなかったけどね」