フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1アメリカGP決勝でリアム・ローソン(レーシングブルズ)との接戦を振り返り、チームがさらなる改善を必要としていると語った。アロンソは10位でフィニッシュし、ローソンとの差はわずか3秒。コンストラクターズ選手権6位争いでは、レーシングブルズが72点でリードし、アストンマーティンは69点で続く。残りは5戦、うち2戦はスプリントを含む。サウバーもニコ・ヒュルケンベルグの8位入賞で59点に迫り、三つ巴の戦いが激化している。
アロンソ「1ポイント獲るのも大変だった」「正直、ペースが足りなかった。今日の1ポイントは本当に厳しかった」とアロンソはRacingNews365などに語った。「前のマシンに比べて僕たちは遅かったし、後ろのレーシングブルズを抑えるのが精一杯だった。彼(ローソン)はレースを通してずっと1秒以内にいたということは、彼らの方が僕たちより速かったということだ。レースでは週末の他のセッションよりも苦戦した。残り5戦で改善が必要だ」「今は下から2番目くらいのチーム」「今日はおそらく9番目の速さだったと思う。アルピーヌを除けば、僕たちのチームが最も苦しんでいるチームだ。ハースは明らかに前にいて、サウバーも確実に上、ウィリアムズはもう別のリーグ。そしてトップ4がいて……今、僕たちより後ろにいるチームはほとんどない」「だから10位で1ポイントを取れたのは悪くない結果だけど、もっと良くならなければならない。次のメキシコでは、紙の上では残りの中で最も厳しいサーキットのひとつだと思う。ラスベガスも同様だ。一方でブラジルとカタールは僕たちに合っているかもしれない。もしメキシコで1〜2ポイントでも取れたら、それはとてもありがたい」分析:アストンマーティン、シーズン終盤の正念場アロンソの言葉が示すように、アストンマーティンは中団グループの中で明確に苦しい立場に立たされている。オースティンではアップデート効果も限定的で、リアム・ローソンのレーシングブルズやハース、さらにはサウバーにまでペースで劣る場面が目立った。残り5戦での鍵は、トラクションが重要な低速区間とタイヤマネジメント。メキシコやラスベガスでは苦戦を覚悟しつつも、ブラジルやカタールで確実にポイントを拾えるかが、コンストラクターズ6位争いの行方を左右するだろう。