フェルナンド・アロンソは、自分が最終的にF1から引退した際にはランス・ストロールがアストンマーティンを「率いる」ことになると信じている。フェルナンド・アロンソは、2023年の初めにアストンマーティンに加入して以来、チームメイトとの対決で圧倒的な強さを見せている。
2024年の予選では接戦となっているが(アロンソ5勝、ストロール4勝)、2度の世界チャンピオンに輝いたアロンソは、ランキングでは大きくリードしている(アロンソ33ポイント、ストロール11ポイント)。昨年は、アロンソが8回の表彰台を獲得したのに対し、ストロールの最高位はオーストラリアGPでの4位だったため、その差はさらに大きかった。42歳のアロンソはグリッド上で最も高齢のドライバーだが、アストンマーティンとの新たな契約に合意しており、2026年末までチームに残る可能性が高い。アロンソは、彼が引退するとき、ストロールがチームを率いるドライバーになるだろうと確信している。「F1の世界に足を踏み入れると、チームやスポーツの競争力の凄まじさを感じる。しかし、自分が20代前半だと、チームメイトは通常年齢が高く、経験も豊富なので、少し遠慮してしまう」とアロンソはTimesに語った。「今は逆の立場だ。僕が一番年上で、一番経験豊富だ。チームを率いて、エンジニアだけでなく、ランスも助けようという責任を肩に感じている。運転していない時でも、これからもずっとチームのメンバーであり続けるだろう。そしてランスが将来このチームを率いることになるだろう。僕は常に彼をサポートしていくつもりだ」フェルナンド・アロンソの最新のF1契約により、彼は44歳までレースを続けることになる。アロンソは、マックス・フェルスタッペンが何度も繰り返しているように、30代半ばまでにF1を辞めるつもりだと考えていたことを認めた。「マックスと同じ年齢の頃、僕もそう考えていた」とアロンソは付け加えた。「F1マシンを運転できる20人の特権的な人間の一人だから、速くて幸せであれば、この仕事をずっと続けたいと思うのは当然だ。でも同時に、幸せになるために必要な人生のあらゆるものを失うことになる」「家族がより多くのレースを観戦することや、そういったことで、マイナス面を少なくしようといくつかの調整が行われるだろう」