フェルナンド・アロンソは、F1カナダGPで表彰台を争ったルイス・ハミルトンのレース終盤の追い上げを心配していたことを認めた。アロンソはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで、元マクラーレンのチームメイトであるハミルトンとのバトルを制して数秒の差でフィニッシュした。
アロンソがブレーキ関連の問題でバックオフを余儀なくされる中、ハミルトンはファステストラップを連発しながら迫ってきた。アロンソはすぐに再びペースを上げ、2013年以来となるモントリオールの表彰台を獲得した。自分のレースを振り返ってアロンソはは「ペースの点で今年最も競争力のあるレースだった」と語った。「レースのほとんどの時間で僕たちはレッドブルと互角だったけど、少しペースを失ってしまうこともあった。ある時点でレースは終わった、2位でいいと思ったけど、ルイスがとても速く攻めってくるのが見えた。ミラーで最も見たくないドライバーは高速で迫って来るルイス・ハミルトンだ」「僕の方がもう少しペースがあったし、最終的に彼はDRSギャップに入ることはなかった。2位でフィニッシュできたのはよかったけど、今日の70周の予選のようだった」レースのある時点では、アロンソがコース上で最速のドライバーとなり、マックス・フェルスタッペンとの差を4秒未満に縮めていた。しかし、コーナー進入でリフトアップやコースティングをしなければならなかったため、アロンソの勢いは止まった。アロンソは、バックオフの可能性については事前に話し合っていたことを認めた。「正直なところ、あまり影響はなかったと思う。このサーキットは、出口を良くするために進入を少し諦めることができる。レース前にも、リフト&コーストが必要なのではという話があった。そのための準備はできていたし、レース結果に影響を与えたとは思っていない」