フェルナンド・アロンソは、予選での「素晴らしすぎる」5位という結果にF1バーレーンGPで表彰台を争うチャンスがあると考える。アロンソとアストンマーティンチームはFP2とFP3でトップに立ってパドックの話題となり、少なくともメルセデスに挑戦してトップ3に入りにチャレンジできると期待されていた。
2度のF1ワールドチャンピオンは予選でまさにその通りに、レッドブルとフェラーリの4台に続く5位を獲得し、メルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンを僅差で上回った。アストンマーティンの強力なタイヤマネジメントとレースペースにより、フェラーリ勢を狙い、表彰台を目指すことができるかと質問されたフェルナンド・アロンソは、それを考えるには「出来すぎた話」としても、可能であると答えた。「まあ、そうだね。第1戦で表彰台を目指すなんて...本当とは思えないほど素晴らしくて笑っちゃうよ」とフェルナンド・アロンソは微笑んだ。「でも、僕らたちのクルマでこれまで目にしたこと、そして、歴史的に見てもアストンマーティンのタイヤマネジメントは非常に優れている。だから、もしチャンスがあれば、必ず手に入れるつもりだ」AMR23のパフォーマンスに注目が集まる中、今週末のプラクティスではチームが素晴らしいマシンを作り上げたことを証明するようなセッションが続いたが、アロンソはフェラーリやメルセデスと戦うことについて「少し非現実的な感じがする」と認めてる。「プラクティスでは、3位か5位か4位あたりだとわかっていた」と41歳のアロンソは説明した。「すごいことだよ。この週末はずっと、僕たちにとって非現実的だった。どのセッションも、どのクルマのパフォーマンスも、出来すぎているという感じだった」「予選では、レッドブルに0.5秒差はつけられると予想していたので、まさにその通りだった」フェルナンド・アロンソは、チームが2023年にレッドブル、フェラーリ、メルセデスは“手がつけられない(アンタッチャブル)”だろうと考え、ミッドフィールドの前方を攻撃することを静かに望んでいたと語った。「繰り返しになるけど、僕たちが5番手からスタートして、それ以上を目指しているかもしれないと言うのはとても奇妙に感じる」とアロンソは付け加えた。「正直なところ、最初の3チームは昨年のアドバンテージで今年は手がつけられないだろうし、僕たちはミッドフィールドミックスをリードすることを目指すかもしれないと思っていた」「でも今は、5位からスタートし、フェラーリ勢と表彰台を争うかもしれないと言っている。信じられないことだ」「そうだね、仕事を続けよう。地に足をつけて、可能な限り最善の方法でレースを遂行しよう」「ノーミス。良いスタート、良いストップ。そして、僕たちがどこにいるのか見てみよう。でも、これまでのところ、僕たちは夢を生きている」