フェルナンド・アロンソは、F1ベルギーグランプリの最終ラップでシャルル・ルクレールとレースをすることになるとは思っていなかったが、「フェラーリはいつも意味不明な戦略を立てる」と語った。シャルル・ルクレールは15番グリッドからスタートし、ブレーキダクトに挟まった捨てバイザーを撤去するために早期ピットストップを強いられたが、回復して快適な5位を走行していた。
しかし、フェラーリは最後から2周目にシャルル・ルクレールにソフトタイヤを履かせて、ファステストラップを設定しようと試みた。だが、予選での戦略的ミスにより、シャルル・ルクレールは新品のソフトタイヤを使い果たしており、中古のセットしかなかった。さらに一時フェルナンド・アロンソに前に出られてファステストラップを記録することはできず、アロンソを追い抜いたにもかかわらず、ピットレーンのスピード違反でアルピーヌの後ろの6位に降格された。フェルナンド・アロンソは、レース終盤にシャルル・ルクレールとバトルをすることになったことを「うん、驚いたね」と語った。2010年から2014年までフェラーリでレースをしていたフェルナンド・アロンソは、フェラーリの“プランF”について「でも、フェラーリはいつも意味不明な戦略を立てているし、今回のもその1つだった!」と語った。フェルナンド・アロンソのレースは、1周目にルイス・ハミルトンとの接触で妥協を強いられるところだった。苛立ったアロンソは、無線でハミルトンのことを『なんて馬鹿なヤツだ!』と叫んだ。「驚いたし、彼はインシデントを見て、責任を負っている。それは非常に素晴らしいことだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「1周目のインシデントであり、スチュワードなどにこれ以上言うことはない。特にあのコーナーで、これようなことは起こるので、彼らは何も言わなかった。過去にも起こったし、ルイスと(ニコ)ロズベルグも同じことしたのを覚えている」「だから、トリッキーなコーナーだ。あの瞬間にイライラしたのは確かだ。1列目または2列目からスタートし、トップ2またはトップ3を争うたびに、何かが起こっている」「フラストレーションを感じたけど、幸運にも僕の車はとても丈夫で、何も起こらなかったので、続けることができた。ルイスはその運に恵まれず、マシンをリタイアしなければならなかった」「僕たちがダメージを負っていたとは思わない。車がガレージに戻ったときにきちんとチェックする必要があるけど、残りのレースでは車は大丈夫だと感じていた」