元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、フェルナンド・アロンソを起用するというアルピーヌF1の決定に疑問を呈しており、アロンソが再びチームに摩擦を生じさせる可能性があると警告する。フェルナンド・アロンソは、過去に所属チームと多くの問題を抱えていたことで有名なドライバー。特にマクラーレン・ホンダでは、低速で信頼性もなかったホンダのF1エンジンを酷評。F1日本GPで『GP2エンジンだ!』と不満をぶちまけた無線は今でもファンの記憶に刻まれている。
2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、アルピーヌF1から2年ぶりにF1復帰。過去の自分とは違って成熟していることをアピールしているが、マーク・ウェバーは、若手にチャンスを与えなかったアルピーヌF1の決定に疑問を呈すとともに、アロンソは望むようにすべてがうまくいかなければ、過去と同じ状況に陥る可能性があると考えている。マーク・ウェーバー氏は「F1はもっと若いドライバーにチャンスを与えるべきだと思う」と ON THE MARBLES で語った。「確かにフェルナンドはビッグネームだ。でも、モータースポーツ界はもっと未来に目を向けるべきだと思う。20年前にアロンソを見つけたように、若手有望株にF1の舞台で戦ってもらいたい。今後のことを考えれば、そうあるべきではないか?」そして、マーク・ウェバーは、アルピーヌF1でも新たな問題が生まれる可能性があると指摘する。「物事がうまくいかないときはパフォーマンスがすべてだ」とマーク・ウェバーは語る。「シャンパンがスプレーされ、フェルナンドが支配しているとき、または彼がチームに結果をもたらしているように見えるときは空に雲はないだろう」「フェルナンドが(エステバン)オコンを常に圧倒し、アドバンテージを示すことができるのならそれは素晴らしいことだ。でも、その逆だった場合、一気にチーム内の状況は悪化するだろう」「オコンがフェルナンドを打ち負かすようし、チームがミッドフィールにいる場合、大きな摩擦が生じるだろう。果たしてフェルナンドは公正な戦いでオコンより劣っていた場合、その事実を受け入れられるだろうか?」