2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが、2021年にルノーF1からF1復帰すると主要な海外メディアが一斉に報じている。7月8日(水)に正式発表されると伝えられている。マクラーレンで不遇なシーズンを過ごして2018年末でF1を離れたフェルナンド・アロンソだが、2021年にマクラーレンF1に移籍するダニエル・リカルドの後任としてルノーF1で復帰を果たす可能性が絶えず報じられている。
月曜日、スペインのMovister+ のジャーナリストを務めるノエミ・デ・ミゲルは「ルノーは、水曜日に2021年に誰がオコンのチームメイトとして加入するかを発表すると噂されている。シリル・アビテブール(チーム代表)は15年来のベテランメカニックにそれがすでに一緒に働いたことがある人物だと伝えたと言われている」とTwitterに投稿。その情報に続き、BBC、Sky Sportsとった主要メディアがこぞって『フェルナンド・アロンソのルノーF1での復帰が確定』と報道。すでに契約書へのサインは済んでおり、7月7日の午後に正式に発表されると伝えた。契約は2021年と2022年の2年契約だとの詳細も伝えられている。フェルナンド・アロンソは、F1で最も経験豊富で成功したドライバーのひとりであり、311戦に出場し、32勝を挙げている。2001年にミナルディでF1デビューを果たしたフェルナンド・アロンソは、2005年と2006年にルノーF1で2回のF1ワールドチャンピオンを獲得し、当時の絶対王者であるミハエル・シューマッハに引導を渡した。2007年にマクラーレンに移籍したフェルナンド・アロンソだが、チームとの確執によって1年で離脱し、再びルノーF1に復帰。2シーズンを過ごした後、フェラーリ、マクラーレン・ホンダでキャリアを続けた。その後、世界3大レースでの“トリプルクラウン”を目指してインディ500とル・マン24時間レースに挑戦。ル・マン24時間レースはトヨタから参戦して2度制しており、残すはインディ500となっている。8月にはマクラーレンと3度目のインディ500挑戦に臨む2021年のフェルナンド・アロンソのルノーF1加入が実現した場合にチームメイトとなるエステバン・オコンは、アロンソの加入を歓迎すると述べている。「僕はフェルナンドと素晴らしい関係を築いている。ヘルメットを持っているし、ドライバー間で行った交換したのは彼だけだ」とエステバン・オコンは語る。「彼は当時のミハエル(シューマッハ)と戦いで僕にスポーツへの愛情を与えてくれたドライバーだ」「彼がルノーF1に加入するかどうかはわからないけど、彼が戻ってくるのであれば、僕はとてもハッピーだ」昨年、コンストラクターズ選手権で5位に沈んだルノーF1は、今季も回復の兆しは見えておらず、次期F1マシンの導入が2022年に延期されたことで勝てるF1チームでの復帰を望むフェルナンド・アロンソが加入することはないと考えられていた。しかし、2022年までの契約との報道が事実であれば、新レギュレーションの元でタイトルに挑戦できる可能性はあるかもしれない。