元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、フェルナンド・アロンソとどちらが先に世界3大レースでの“3冠”を獲得するかを争うつもりはないと語る。モータースポーツの歴史の中で、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースという世界3大レースで“3冠”を成し遂げたドライバーはたった一人しかいない。1972年にグラハム・ヒルが達成していら、何人かのドライバーが近づいているが、まだ誰も成しえていない。
現在、ファン・パブロ・モントーヤとフェルナンド・アロンソという2人の現役ドライバーが3冠を獲得する可能性がある。二人とも今週末のル・マン24時間バーチャルに参戦。本来は今週末に物理的に行われるはずだったレースは、オンラインに置き換えられた。ファン・パブロ・モントーヤのリストから欠けている唯一のものはル・マン24時間レースのタイトルとなる。「トリプルクラウンを勝ちたいか? もちろんさ。バーチャルを競技会とは見なしていないけどね」とファン・パブロ・モントーヤは語った。彼自身は、バーチャルレースがトリプルクラウンを勝ち取るという意欲に新しいエネルギーを与えていると語る。「もちろん、準備はいつもとは違うけど、レースにワクワクしている」とファン・パブロ・モンローヤは語った。フェルナンド・アロンソにもチャンスがある。しかし、アロンソはすでにルマン24時間レースで優勝を果たしており、主にインディ500に焦点を合わせている。だが、自分とアロンソのどちらが先に3冠を獲得するかという競争をするつもりはないと語る。「『フェルナンドも勝ちたがっているので、本当に勝ちたい』という風には思っていない」とファン・パブロ・モントーヤは語る。「勝利のために戦うためにル・マンに行くのは本当に素晴らしいことだ。ル・マン24時間レースは信じられないほど特別であり、誰もが競争したいそれらのレースの1つだ」ル・マン24時間バーチャルでは、フェルナンド・アロンソのFA/RB ALLINSPORTS 14号車は17位、ファン・パブロ・モントーヤのTEAM PENSKE 6号車は27位でレースを終えた。