フェルナンド・アロノソは、今シーズ限りでトヨタのドライバーラインナップから離れることを決断したが、将来的にFIA 世界耐久選手権(WEC)に戻ってくると誓った。4月2日(水)、トヨタは、過去に2度のF1世界チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソが、今年のル・マン24時間レースを最後にチームから離れ、ブレンドン・ハートレーがその座を引き継いで2019-2020年シーズンを戦うことを発表した。
スパ・フランコルシャン6時間レースを控えているフェルナンド・アロンソは“シリーズから少しだけ休むだけだ”と語った。「中長期的にはWECに100%戻ってくるだろ。本当に楽しいシリーズだからね」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕はここのレースが好きだ。トラフィックなどによって予測できないレースが好きだし、チームメイトとクルマを共有するチームスピリットが好きだ」WECに復帰する場合のファーストチョイスはトヨタかと質問されたフェルナンド・アロンソは「間違ない。素晴らしいチームだ。全てにおいて完璧だ」とコメント。フェルナンド・アロンソは、2020年に訪れる可能性のある“トヨタ以外”のチャンスに挑戦する自由を残すためにトヨタのWECチームから脱退したと説明した。「2020年6月までWECの新シーズンにコミットすれば、シーズン後半に訪れるかもしれないいくつかのチャンスのドアを閉めることになる。そのため、短期的にこのプログラムをストップすることにした」とフェルナンド・アロンソは語る。「いかなる義務からも解放されることが、そのようなチャンスに取り組める最善の方法だ。それが今年5月にトヨタにコミットできなかった理由だ」来月インディ500に挑戦するフェルナンド・アロンソは、2020年にF1復帰、もしくはインディカーにフル参戦する可能性を除外していない。「2020年はF1にいるかもしれないし、インディカーにいるかもしれない。それ以外のまったく異なるシリーズにいるかもしれない」とフェルナンド・アロンソはコメント。昨年、ル・マン24時間レースを制したことで世界3大レースのうち“2冠”を達成しているフェルナンド・アロンソは、再び新しいモータースポーツの分野に挑戦する可能性を否定していない。フェルナンド・アロンソは「異なるタイプのモータースポーツをマスターするというこの挑戦を続けるための2~3のアイデアがある」と語った。昨年、フェルナンド・アロンソは、トヨタのダカールカリー車両をテストしており、2020年にダカールラリーに挑戦する見通しについては“可能性はある”として除外はしていない。
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