マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、F1ロシアGPの週末に先駆けてパワーユニット一式を交換。グリッド降格ペナルティを受けることが確定した。現時点でペナルティが決定しているドライバーは5名。レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのエンジンをルノーの“スペックB”に戻している。これは“スペックC”が標高の高いサーキットでは機能しないため、スペックBをプールする意味合いもある。
また、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、ホンダの“スペック3”エンジンを含めたアップグレード版パワーユニットを投入している。これにより、5名全員が15グリッド以上の降格ペナルティを科せられることになる。現行レギュレーションでは、15グリッド以上のグリッド降格ペナルティを科せられたドライバーは最後尾からスタートすることになり、複数のドライバーが該当する場合は、ペナルティが発生した順にグリッドの最後に配置される。今回は全員がセッション前にパワーユニット交換を実施しており、フリー走行1回目にコースに出て行った順でペナルティが適用される。現地時間11時にスタートしたF1ロシアGPのフリー走行1回目では、フェルナンド・アロンソに代わって走行を担当したランド・ノリス、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーの順でコースイン。現時点ではトロロッソ・ホンダの2台が最後列に並ぶことになる。