マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、前戦ベルギーGPでのクラッシュにより、今週末のイタリアGPでは過去に使用していたシャシーでレースを戦うことになる。F1ベルギーGPでは、オープニングラップの1コーナーで多重クラッシュが発生。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)に追突されたアロンソのマシンが宙を舞い、シャルル・ルクレール(ザウバー)のシャルル・ルクレールのマシン上部をかすめて飛び越えていく危険なクラッシュが発生した。
激しい衝撃とともに落下して、ランオフエリアに滑りながら停止したフェルナンド・アロンソは、2日後の26日(火)背中に痛みが出たと明かした。「火曜日になって痛みが出てきた。日曜日は問題なかったし、月曜日も大丈夫だった。でも、火曜日に起きたら背中が痛かった・・・ちょっとヒリヒリして、痛みを感じた。でも、昨日は調子が良かったし、今日もいい感じだ。その後はまったく問題ない」しかし、マシンの方は無事ではなく、今週末のF1イタリアでフェルナンド・アロンソは、過去に使用していたシャシーでレースをするという。「残念ながら新しいシャシーが必要になった」とフェルナンド・アロンソはコメント。「おそらく冬季テストもしくは序盤戦で使ったシャシーにあると思う。だから、以前にレースをしているシャシーではあるけど、新しいものになる。エンジンの方は大丈夫なはずだけど、はっきり分かるのは明日のFP1になるね!」「明日、金曜日のプラクティスで使ってみて、全てが問題ないかを確認したい。日曜日は少し不安があったけど、月曜日と火曜日に全体をチェックして問題なさそうだということになったんだ。エンジンがまだ使えることを願っている」「でもクルマ全体は、シャシーだけではなく、フロア、ロントウイングなど、パーツが限られているものはだめになってしまった。結構、高くついてしまったね」シャルル・ルクレールのヘイローにはタイヤ痕がくっきり付いており、多くの者が今季から導入されたコックピット保護デバイスであるヘイローによってルクレールの命が救われたという論調が高まっている。フェルナンド・アロンソも、ヘイローがF1にとって良いものであることはほぼ間違いないと述べた。「僕のフロントタイヤがシャルルのコックピット上に落ちていたかどうかを100%確かめることは困難だ。でも、僕はそんなこと知りたくないし、考えたくもない。頭であろうと、ステアリングを握る手であろうと、コックピット内の何であろうと、僕のフロントタイヤが当たる可能性があるんだとしたら、ヘイローがあって良かったし、どうだったかと考えられるのはいいことだ」「コックピットエリアはかなり壊れやすい部分なので、ヘイローは本来の役目を果たしたと思う。リプレー映像をいろいろ見たけど、僕たち全員が喜ぶべきだし、ヘイローに関して疑うべきではないと思う」
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