マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、今週末のカナダGPでF1参戦300戦目を迎える。2001年にミナルディでF1デビューを飾ったフェルナンド・アロンソは、これまでのF1キャリアで32勝、97回の表彰台、22回のポールポジションを獲得し、2005年と2006年にはルノーでF1ワールドチャンピオンを獲得している。
今回のF1カナダGPで300戦目(実際にスタートできたレースとしては298戦目)となるフェルナンド・アロンソは、ルーベンス・バリチェッロ(325戦)、ジェンソン・バトン(308戦)、ミハエル・シューマッハ(308戦)に歴代4位の出走回数を記録することになる。前戦モナコGPではギアボックス故障によってリタイアとなり、開幕戦からの連続ポイントが途絶えたフェルナンド・アロンソは「モナコでの期待外れなレースの後、僕はすでにカナダに向かうことを楽しみにしている」とコメント。「素晴らしいトラックだし、ドライバーとクルマにとってリアルな試練だ。多くのトップドライバーが“ウォール・オブ・チャンピオンズ”の餌食になってきたし、しばしばセーフティカーがレース結果に影響を与える」「僕はいつもモントリオールでのレースを楽しんできた。素晴らしいトラック、チャレンジングなストリートサーキットの特性が最高に組み合わせられているし、訪れるのが楽しい都市だ」「カナダではいくつか素晴らしいレースを楽しんできたし、2006年には優勝しているので、僕にとって特別な場所だ。今年は僕の300戦目を祝うことになるのでさらに特別だ」今年ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更したマクラーレンだが、ドラッグが高く、直線スピードの不足しているというマシン特性は変わっていない。マクラーレンにエンジンを供給するルノーは、F1カナダGPにエンジンアップグレードを導入する予定だが、フェルナンド・アロンソは、ロングストレートが特徴のパワーサーキットであるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの苦戦を予想している。「僕たちんとってタフなサーキットであることは確かだけど、僕たちはレース毎にパッケージを進化させている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「カナダでは過去に小さなドラマや変わりやすい天候がチャンスをもたらす可能性があることを何度も見てきた。すべての可能性を生かせるかどうかは僕たち次第だ」モナコGP後、先週トヨタとのル・マン24時間レースの公式テストでトップタイムを記録したフェルナンド・アロンソは、今週末のF1カナダGPを終えると、いよいよ6月16日・17日に伝統のル・マン24時間レースを迎える。その後はフランス、オーストリア、イギリスとF1史上初の3連戦が続き、アロンソにとっては6月は超過密スケジュールとなっている。関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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