フェルナンド・アロンソは、まだF1マシンからトヨタのLMP1カー『TS050 HYBRID』に乗り換えた際にドライビングを適応させることに苦労していると認める。今年、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンでのF1参戦と並行して、トヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦。世界3大レースのひとつであるル・マン24時間レースでの優勝を目指している。
しかし、シングルシーターでキャリアを重ねてきたフェルナンド・アロンソは、まだトヨタ TS050 HYBRIDに乗るたびにドライビングスタイルを適応させることに苦労していると語る。「F1からWECカーに乗り換えるときは少し苦労している。ドライビングスタイルはかなり異なる」とフェルナンド・アロンソはコメント。「F1に戻ったときは適応する必要はない。すぐに全てを快適に感じることができる。それが僕が学んできたことだし、僕のドライビングスタイルはF1のドライビングで発展してきたので、戻ってきても何も問題はない」また、フェルナンド・アロンソは、LMP1でのレースはF1よりもはるかに予測不能な環境であり、異なる精神的なアプローチが必要だと語る。「僕はF1カーで限界の近くで走っていると思う。最大化する必要があるし、完璧にラップをまとめて、ラップ毎にその完璧を繰り返す必要がある。それがF1のスタイルだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「WECではかなり柔軟性がなければならないし、全てにおいて本当にオープンなマインドでいなければならない。6時間、同じラップを繰り返すことはない。異なる場所でトラフィックに遭遇することもあるし、コンディションが異なる場合もある。タイヤの寿命などすべてのことが異なる。なので、ドライビング的にはフレキシブルでなければならないし、それは僕にとってかなり良いことだと思う」フェルナンド・アロンソは、WECデビュー戦となったスパ6時間レースで優勝。最速タイムで見れば、ホセ・マリア・ロペスを除く全てのドライバーを下回っていたが、耐久レースで最も重要な部分である一貫性に関しては、最も優れた走りを披露していた。
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