フェルナンド・アロンソは2019年にインディ500に再挑戦するかもしれないが、それは去年のようにマクラーレンとしての参戦ではないかもしれない。昨年、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンとホンダのエンジンを搭載したアンドレッティ・オートスポーツが組んだ“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”のエントリーでインディ500に参戦。
マクラーレンの伝統カラーであるパパイヤオレンジのカラーリングが施されたマシンにはF1チームのスポンサーのロゴが掲載され、マクラーレンのスタッフも派遣された。しかし、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソが2019年にインディ500に参戦することを容認する意向ではあるものの、マクラーレンとして再びそれをサポートする可能性は低いと語る。「彼は戻りたいと思っているし、2019年にそれを実現するかもしれない」とザク・ブラウンは AS にコメント。「彼次第だし、カレンダーがどうなるか次第だ。だが、我は戻って勝ちたいと思っているはずだ」だが、ザク・ブラウンはマクラーレンはF1に完全に集中する必要があると語る。「F1ではあらゆることが起こっており、我々は2021年に良いポジションにいることを確実にしなければならない」とザク・ブラウンはコメント。「F1チームのためにパートナーを増やす必要があるし、インディに関連する何をするときは、F1でのマクラーレンを最優先しなくても良くなったこときだ」実際、昨年のフェルナンド・アロンソのインディ500参戦には、マクラーレンのパートナーだったホンダも大きく協力していた。だが、ホンダの縛りがなくなることで、シボレーのエンジンを搭載する名門ペンスキーからの参戦を含めて選択肢は広がることになる。今年、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンとは完全に独立した活動としてトヨタからFIA 世界耐久選手権に参戦し、ル・マン24時間レースでの優勝を狙う。