マクラーレンのザク・ブラウンは、2018年のフェルナンド・アロンソの“至上命令”はマクラーレンとのF1だと主張する。フェルナンド・アロンソは、目標に掲げる“3冠達成”のためのル・マン24時間レース参戦に留まらず、F1の日程が重ならない他のFIA 世界耐久選手権(WEC)にもトヨタから参戦することが発表された。
2018年、ホンダからルノーにF1パワーユニットを切り替えて名門ブランド復活を目指すマクラーレンにとって、フェルナンド・アロンソのトヨタ加入は新車発表前からネガティブなニュースとなった。だが、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソはいかなるグランプリも欠場することはなく、マクラーレンでのF1が“至上命令”だと語気を強める。「彼の最優先事項はF1だ。だからこそ、我々は彼の至上命令であるF1が決して妥協を強いられることがないという条件で他のレース活動も許可している」フェルナンド・アロンソは、昨年F1モナコGPを欠場してインディ500に参戦したが、それはマクラーレン・ホンダのパッケージがF1ではまったく競争力を示していなかったことで実現したこと。今年、ルノーのF1パワーユニットを搭載することで、マクラーレンは上位争いに絡めることを期待しているところだ。「マシンデザインに関してはすべてが本当に順調に進んでいる」とザク・ブラウンはコメント。「我々には搭載するエンジンがあり、クラッシュテストにも合格したこところだ。全てが予定通りに進んでいる」「我々は2月23日にクルマを発表し、2月26日に初めてトラックで走行を行う」「シミュレーションで行っていることの全てが、昨年を通して我々が望んでいた位置まで来ている。シミュレーションで機能してもレースコースにでは機能しないこともあったが、昨年はより頻繁に機能している。我々は強力なシーズンを迎えられると思っている」