元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、自分の方がフェルナンド・アロノソよりも“3冠”達成に近い男だと語る。F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースという世界3大レースで“3冠”を達成したのはモータースポーツ史上でまだグラハム・ヒルしかいない。
2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、自身のキャリアで3冠を達しする野望を抱いているが、それにはまだインディ500とル・マン24時間レースで勝つ必要がある。昨年、F1モナコGPを欠場してインディ500に初挑戦したフェルナンド・アロンソだが、結果はリタイアに終わっている。ファン・パブロ・モントーヤは、すでにF1モナコGPとインディ500を制しており、ル・マン24時間レースで優勝すれば3冠達成となる。フェルナンド・アロンソの目標についてファン・パブロ・モントーヤは「彼がそれを達成する実力を持ったドライバーなのは確かだけど、簡単なことではない」とコメント。「実際、僕の方が彼よりも近い。僕に関してはル・マンについてはわからない。ル・マンのレギュレーションがどうなるか、将来ペンスキーが参戦する可能性があるかどうかを見なければならない」2003年にF1モナコGPで優勝しているファン・パブロ・モントーヤは「トライして見るのはかなり面白いと思うけどね」と付け加えた。ウィリアムズとマクラーレンでF1ドライバーを務めたファン・パブロ・モントーヤは、キャリアで快適なゾーンから抜け出す意欲を示したという部分でフェルナンド・アロンソと多くの共通点があると考えている。これまでファン・パブロ・モントーヤは、F1、インディカー、スポーツカー、さらにはNASCARにも参戦している。「僕たちは新しいことにトライするのを恐れない2人のドライバーだと思う」「他にそれをしようとしているF1ドライバーは見たことがない。若くしてF1にいると、それ以上のものはないと考えてしまうものだ」