フェルナンド・アロンソは、ニコ・ロズベルグが引退を発表した後、メルセデスと話をしたが、本格的な交渉には至らなかったと明かした。2度のF1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソは、今年マクラーレン・ホンダとの3年契約の最終年となる。フェルナンド・アロンソは以前、2017年F1マシンのドライビングを楽しめなければ、F1から引退する可能性を示唆している。
24日(金)に開催されたマクラーレン・ホンダ MCL32の新車発表会の場で、いつ今後についての決定を下すかと質問されたフェルナンド・アロンソは「9月頃」と返答。2018年のことが話題になるのは夏休み以降だと述べた。メルセデスは、ニコ・ロズベルグの後任として加入したバルテリ・ボッタスと1年契約しか結んでいない。昨年メルセデスと交渉したか、また、今年交渉する予定はあるかと質問されたフェルナンド・アロンソは、実際に交渉が行われていたことを認めた。「8〜9月までどんなことを話しても意味はない。僕は今年のチャンピオンシップに完全に集中しているし、新しいルールでどのチームやクルマが競争力があるか見てみるつもりだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「新しいチームがこのような新車で今後のF1を支配することになるかもしれないしね」「ロズベルグが引退したとき、会話をしたり、電話をした時期が数日あったけど、僕はマクラーレンに満足していたので、何を話しても無駄だった」「メルセデスは、ロズベルグの思いがけない引退の後、全員をチェックしなければならなかったと言っておこう。それは理解できることだった」「実際、それはおかしなことではなかったし、あまり深い会話や可能性がなかった。とにかく全員がどうしているのかチェックして回ったんだと思う。僕に関しても、彼らは状況を聞きたがっていた」「僕の状況は明らかだった。今年はマクラーレン・ホンダにいるし、ここにいることに満足している。それ以上の可能性について話をすることに意味はなかった」フェルナンド・アロンソは、引退を決断したニコ・ロズベルグを尊重しているが、自分はロズベルグ以上に競争から去ることをタフに感じるだろうと述べた。「誰もが人生において、彼自身のモチベーション、ゴールがある。彼はワールドチャンピオンを獲得するために本当に戦っていた」「彼は何年もそれにトライしてきたし、2015年は目前だった。そして、2016年に彼はそれが可能だとわかった」「そのポジションに自分がいるのがわかったとき、彼は引退するのがベストなソリューションだと考えた」「去ることに決めた彼はとても勇敢だし、これからは違った人生を楽しんでいける」「彼の幸運んを祈っているけど、僕の性格は違う。僕はレーサーだ。80歳になっても、カートやレースで僕の前にいる子供をプッシュするだろうね」マクラーレン・ホンダ、MCL32を発表 / 2017年F1マシン