フェルナンド・アロンソは、自分がアマチュアのように見えてしまうとして、パワー不足のために燃料をセーブせよというチームからの指示を拒否してレースを戦った。F1カナダGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソは44周目にエキゾーストトラブルによってリタイアしている。
フェルナンド・アロンソは、ライバルを相手に奮闘していたが、そこへ燃料をセーブせよという無線が飛んだ。しかし、フェルナンド・アロンソはその指示を無視した。エンジニア「燃料をセーブしなければだめだ。ターゲットゼロだ」アロンソ「断る。したくはない」エンジニア「そうしないと後で大きな問題になる」アロンソ「大きな問題なら今も抱えてる! こんなドライビング、まるでアマチュアのようじゃないか。僕はレースをする。燃料のことは後で集中するから」レース後、フェルナンド・アロンソはバトルを優先し、必要なら後で燃料をセーブするつもりだったと説明した。「バトルの最中に集団に追い付いたり、誰かに追い付かれたりするとしよう。彼らはストレートで時速35kmも速いんだから違うカテゴリーだ。そんな風に簡単にみんなにパスされていたら、まるで自分がアマチュアドライバーみたいに見える。そんなのは嫌だ」「今の僕たちがスーパーコンペティティブではないのはわかってる。信頼性の改善が必要だ。僕たちにはやることはたくさんあるけど、こういう週末がすべて改善のための勉強になることを願っている」フラストレーションはあるかと質問されたフェルナンド・アロンソは「フラストレーションではない」とコメント。「僕は燃料とタイヤをセーブしなければならなかった。3〜4回注意されたので、周囲にクルマがいてモチベーションがある今はレースをさせてくれと頼んだ。レースの最後に単独で走っていれば、その時点で燃料はセーブできる。それだけのことだ」「今はそれほど重要ではないポジションを争っているし、燃料をセーブして理想のレースをすることは重要ではない。少しは楽しまないとね。今日はバトルを楽しんだ。他のマシンとバトルをしているときが今日のレースの一番いい部分だった」「レースのパートによっては、違うテクニックが必要になることもあるし、燃料セーブやタイヤセーブが必要になることもある。あのレース前半の部分は周囲にクルマがいたし、その時間ではないと思った。僕たちはストレートが遅くて誰もオーバーテイクできなかったので、ディフェンスモードで少し楽しませてもらった。少なくとも気晴らしができたし、レースは完走できなかったんので、結局燃料セーブはいらなかった」