フェルナンド・アロンソは、デイトナ24時間レースでのトップスピードで走行中にメカニカルトラブルでブレーキを失った瞬間は“怖かった”と振り返った。2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、ユナイテッド・オートスポーツの23号車を走らせて耐久レースデビュー。デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでの初レースで競争力を示したものの、多数のトラブルに見舞われて総合38位でレースを終えた。
レース後、フェルナド・アロンソは、デイトナでの初めてのレース経験は“ポジティブなフィーリングを得られた”としながらも、ブレーキトラブルは“ちょっと怖かったのは間違いない”と語った。「1コーナーに到達して、時速300~310kmくらいでブレーキを踏んだら、ブレーキがなかった。それが1コーナーで2度も起こった」とフェルナンド・アロンソはコメント。「幸いにもこのトラックはショートカットできるけど、夜間はタイヤウォールがはっきり見えなかったし、エスケープロードがどこにあるのかわからなかったので、さらに恐ろしかったよ!」「ガレージにクルマを戻そうとした。耐久レースではこのようなことは起こるし、メカニックが問題を解決してくれるからね」ユナイテッド・オートスポーツは、マスターシリンダーを交換したが、後半にもブレーキトラブルは再発し、最終的にはマシンはリタイア。#23号車は総合38位でレースを終えることになった。フェルナンド・アロンソは、ユナイテッド・オートスポーツのリジェLMP2カーが、テストや予選よりもはるかに速かったことは励みになったと語った。「とても素晴らしい経験だった。テスト、予選、リスタート、スティント、夜の疲れ、夜から朝への移り変わりなどイベント全体がね・・・あの時間帯にトラックにいるのはとても素晴らしかった」「トラフィックのマネジメントは本当に楽しかった。クルマ自体もね。おそらく一番良かったことは僕たちには競争力があると感じられたことだ。それまで競争力がなかったのでレースには高い期待を抱いていなかったけど、突然ペースが上がったし、ガレージのみんなが笑顔だった」「夜はレースの非常に良いパートだった。クルマはかなり競争力があったね」フェルナンド・アロンソは、順調に走れていたときは“コース上でトップ3の速さがあったかもしれない”と評価し、それは“驚きだった”と述べた。「3週間前のプラクティスではあまり競争力がなかったので驚きだった。今週も純粋なラップタイムのペースは競争的ではなかった」「予選で僕たちは13番手と15番手だったけど、レースではそれが変わったし、僕たちは戦えていた。姉妹マシンは表彰台の可能性もあったけど、ちょっと不運だった」「僕たちもそこにいた可能性があった。(クラッチトラブルが発生するまで)僕たちは彼らの前でさえいたし、僕たちはそこでチャンスを失ってしまったと思っている」関連:デイトナ24時間レース 結果:キャデラック5号車が優勝
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