デイトナ24時間レースのテスト予選を12位で終えた2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、ユナイテッド・オートスポーツはもっとペースを見い出す必要があると認める。フェルナンド・アロンソは7日(日)に行われた“ROAR before the 24”の模擬予選でマシンの最速タイムをマークしたものの、トップタイムを記録した元f1ライバルのフェリペ・ナッサ(アクション・エクスプレス)から1.7秒遅れの12番手に沈んだ。
「まだ変更はほとんど施していないし、クルマのパフォーマンスは同じだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「もちろん、まだ初期段階だし、テストでしかないけど、僕たちはもっとペースを見つける必要がある。レースに戻ったときにはもっと競争力をつけていることを願っている」3日間のテストではキャデラックDPiが支配。7回のセッションではAction Express、Wayne Taylor Racing、Spirit of Daytonaがそれぞれ最速タイムを出している。フェルナンド・アロンソは、今回のROAR before the 24の最優先課題は、チームメイトのランド・ノリスとフィル・ハンソンとマシンを共有することに慣れることだったと語る。フェルナンド・アロンソは、45分から2時間と様々なセッション時間のなかで必要な作業のすべてをこなすのは難しかったと認める。「周回数は膨大ではないけど、何もないよりはマシだし、今はレースにむけてより準備ができていると感じているのは確かだ」とフェルナンド・アロンソは語る。「チーム、チームメイト、スタッフと仕事をして、僕たち全員の間で満足できるように全てを共有して、適応し、妥協点を見い出すという点では良い週末だった」「それが週末の最優先事項だったし、僕たちが達成したことだ。そこはポジティブだった」「おそらく最大の時間はクルマで過ごす時間がほとんどなかったことだ。セッションはそれほど長くなかったし、クルマを共有するのでドライバー変更やセットアップ変更で少し時間を失うし、ラップはごくわずかだった」「それが驚きだったかもしれないし、今週末に欠けていたことだ。でも、そこもゲームの一部だと思うし、24時間では十分にラップを積み重ねられるだろう」フェルナンド・アロンソは、夜間の走行と遅いクルマのトラフィックへの対処が最も適応しなければならない部分だと感じていたが、両方とも簡単にこなせたと語る。「昼間と比べて大きな違いはなかった。F1でもバーレーン、シンガポール、アブダビでナイトレースをやっているしね。ここのサーキットは照明がかなりいいので、他の耐久サーキットは違うかもしれないし、そこは大きな問題ではなかった「同じようにトラフィックもちょっと心配していた。あちこちでクルマをオーバーテイクしたり、彼らがお互いに争っているときは常にリスクを伴うものだけど、それは僕たちルーキーだけでなく、全員が直面する普通のことだ。レースでもうまく処理しなければならない」