フェルナンド・アロンソは21日(火)、スペインのアラゴンでデイトナ24時間レースにむけてユナイテッド・オートスポーツのLMP2カーで初テストを実施した。マクラーレンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソは、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースで、ユナイテッド・オートスポーツのリジェ JSP217の1台をリザーブドライバーのランド・ノリスとヒィル・ハンソンとともに走らせる。
日曜日にバーレーンで開催されたFIA 世界耐久選手権のルーキーテストでトヨタのLMP1カーで113周を走らせたばかりのフェルナンド・アロンソは、ギブソン製エンジンを搭載するリジェ JSP217を走らせるためにアラゴンに向かった。チームによると、フェルナンド・アロンソは、リジェ JSP217で98周を走行し、“様々なセットアップ変更とダウンフォース設定”を実施し、“軽い燃料、新品アイヤでの走行、フルタンクでのレーススティント”を完了させたという。マクラーレンのエグゼクティブディレクターでユナイテッド・オートスポーツの共同オーナーでもあるザク・ブラウンはブラウンは「ユナイテッド・オートスポーツでのフェルナンドの初テストは期待どおり、素晴らしいものになった。ワールドチャンピオンである彼を我々のマシンに乗せることは大きな喜びだ」とコメント。もう一人の共同オーナーであるリチャード・ディーンは「フェルナンドとの最初のテストはうまくいった。彼が初めてのマシンとサーキットにすぐに慣れてしまったことに驚くべきではないのだろう。非常にコンペティティブなタイムを刻み、マシンを理解する作業にを行い、ロングランやレースディスタンス走行を行った。非常に印象的だった」と述べた。フェルナンド・アロンソは、今回の走行は“素晴らしい初テスト”だっとし、“デイトナが待ち切れない”と語った。「当然のことながら、これからデイトナまでは本当にタイトなスケジュールになるけど、初めてクルマに乗るのは楽しいね」とフェルナンド・アロンソはコメント。「かなり多くのスイッチがあるし、学ばなければならないことはたくさんあるので、デイトナの前にこのような最初のシェイクダウンを実施しておくことは重要だったし、クルマについて完全に知ることができた」「全てに満足している。クルマの感触は素晴らしかったし、チームもファンタスティックだった。ここの雰囲気は大家族のように素晴らしいし、今日は本当に素晴らしかった」この後、フェルナンド・アロンソは、1月27-28日に開催されるレースを前に、1月5-7日の3日間にわたって開催される伝統的な“ロア・ビフォー・ザ・ロレックス24”テストでさらに走行時間を積むことになる。フェルナンド・アロンソのデイトナ24時間レース参戦は、世界3大レースでの“3冠”達成にむけた2018年のル・マン24時間レース参戦の前触れだと広く見なされている。フェルナンド・アロンソは、日曜日にテストを行ったトヨタからル・マン24時間レースに参戦するものと考えられているが、トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセオンは、近い将来、フェルナンド・アロンソがトヨタ・TS050 HYBRIDを再び入らせることにあるかどうかについてはコメントを控えた。「現時点ではとにかく素晴らしい機会だった」とパスカル・バセロンは、フェルナンド・アロンソのルーキーテストについてコメント。「現在、我々には将来について考えるための時間がある」