フェラーリの育成ドライバーであるカラム・アイロットは、アルファロメオ・レーシングから参加した初のF1公式テストで大クラッシュ。F1の洗礼を受けるかたちになった。バルセロナで開催されたインシーズンテスト初日、F1マシン初走行となったカラム・アイロットは、アルファロメオ C38で40周にわたって良好なパフォーマンスを示していた。
しかし、高速のターン3で大クラッシュ。カラム・アイロットに怪我はなかったが、マシンは大破し、プログラムを終了せざるを得なかった。「ターン3の最初の部分を終えていたと思うけど、何もないところで大きくスナップした。何の前触れもなくそうなった。少し説明できないのはそれが理由だ」とカラム・アイロットはコメント。「風に違いはなかったし、見たところ何も壊れてはいなかった。ドライビングに関してもとても似たような感じだったと思うし、ちょっと奇妙だった」「完全に不意を突かれた。他のすべてのラップとまったく同じように走っていたからね。まだ調べているところだ。おかしな挙動だった」「自分に本当に失望しているし、アルファロメオ・レーシングに申し訳なく思う。もちろん、チームを失望させてしまったと感じた」「クラッシュまでは物事はかなりうまく進んでいたし、ドライビングと計画されたプログラムを楽しんでいた」「スピードとグリップレベルに関してのF2カーとF1カーの違いは信じられないくらいだ。スタートからかなり快適に関いていたし、着実にパフォーマンスを改善できていたけど、その後、ターン3でコントロールを失ってしまった。F1カーの初日がこんな風に合わるなんてまったく想像していなかった」「それでも僕にとっては大きな学習経験になったし、この機会を与えてくれたアルファロメオ・レーシングに感謝している」
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