アレクサンダー・アルボンは、 2024年シーズンの割り当て外の新しいバッテリーとコントロールエレクトロニクスを搭載し、F1スペインFPではピットレーンからスタートすることになる。アレクサンダー・アルボンは、ウィリアムズにとって厳しい予選セッションで19番手となり、ローガン・サージェントが最遅タイムを記録したため、後列をロックアウトした。
アルボンはレースに向けて新しいエネルギーストアとコントロールエレクトロニクスを装備しており、それぞれ3セット目となる。ドライバーはシーズンを通して、ペナルティなしでそれぞれ2セットまでしか使用できない。FIAスチュワードの報告書には「PUエレメントがFIAテクニカル・デレゲートの承認を得ずに交換された。これは2024年F1スポーツ規定第40.3条に違反している」と記されている。「したがって、2024年F1スポーツ規定第40.9条に基づき、カーナンバー23はピットレーンからスタートすることが求められる」アルボンは予選Q1で12番手まで順位を上げたが、ウィリアムズは彼にピーク時ではない走行プランを課していたため、最終段階で他ドライバーのタイムが向上する可能性があった。これにより、アルボンはルイス・ハミルトンが記録したQ1のトップタイムからわずか1秒遅れではあったものの、最初のハードルで脱落することが確実となった。「今、ミッドフィールドがいかに強いかがわかる。マシンの感触は良く、バランスも良かった」とアルボンはミッドフィールド勢の僅差について語った。「タイヤに関しては、最適な位置にいなかったと思う。タイヤが少し温まっていないように感じたので、ターン1、ターン2ではバランスに少し苦労した。その後は、ラップタイムには満足していた。でも、今はそういう状況だ。とても接近している。」「昨年と今年を比べると、我々は大きな進歩を遂げた。運転していて本当に感触が良くなったけど、明らかに、まだ課題は残っている」この結果、サージェントは予選でターン10でランス・ストロールを妨害したためグリッドから3つ降格させられたにもかかわらず、順位を1つ上げることとなった。