ウィリアムズでF1復帰するアレクサンダー・アルボンは、レッドブルF1のリザーブドライバーとしてF1を見ていた1年間の経験が自分をより良いドライバーにしたと感じていると語る。2019年にトロロッソでF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、その活躍が認められて、シーズン途中にレッドブル・レーシングに昇格。しかし、2020年は前任のピエール・ガスリーと同様に苦戦を強いられ、シーズン末でシートを喪失。2021年はリザーブドライバーとして傍観することになった。
しかし、2022年はウィリアムズF1と契約を結んでグランプリに復帰する。結果次第では2023年にレッドブルF1に呼び戻される可能性も残している。2021年にF1でレースをしなかったアレクサンダー・アルボンだが、コックピットの外からF1を見守った経験は、自分をよりオールラウンドなドライバーにしたと感じていると語る。「周りを見回してF1がどのように機能するかを見る機会があった。レーシングドライバーの場合は完全にドライビングに集中しているし、それだけでいい」とアレクサンダー・アルボンはMotorsport-Total.comに語った。「多くの経験を積むことができたし、チェコ(セルジオ・ペレス)とマックス(フェルスタッペン)がどのように仕事をしているか、彼らがどのようにチームを構成し、エンジニアとコミュニケーションするかについても見ることができた」「自分であまりマシンを運転することはなあまりなかったけど、レッドブルの人たちはマシンについてよく知っている。彼らはマシンを速くする方法を知っている。僕はそれをウィリアムズに持ち込むことができる。来シーズン、僕はより完成されたドライバーになると思う」「チームを支援し、チームのために可能な限り最善の仕事をすることが、2021年の僕の役割の一部だった。でも、それは自分にも助けになった」多くのドライバーにとって、シミュレーターで多くの時間を費やすのはあまり魅力的ではないように思われるかもしれないが、アレクサンダー・アルボンにとっては、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルに対するレッドブルの責任の一部であることは「素晴らしい気分」だったと語る。「それに参加できてとても良かった。シミュレーターで1000周くらい走ったし、チームと一緒に最高のパフォーマンスを引き出そうと頑張った」とアレクサンダー・アルボンは語った。タイトル争いは最終戦F1アブダビGPまでもつれ込んだ。コンストラクターズ選手権はメルセデスF1に及ばなかったが、ドライバーズ選手権はマックス・フェルスタッペンがファイナルラップでルイス・ハミルトンをオーバーテイクする劇的な展開でチームにタイトルをもたらした。アレクサンダー・アルボンは、自分のすべてのハードワークが最終的に「本当に価値があった」と感じていると語った。2022年、アレクサンダー・アルボンは、ウィリアムズでF2時代のチームメイトであるニコラス・ラティフィと再会する。