F1トルコGPでは、レッドブルF1のアレクサンダー・アルボンが、アルファタウリ・ホンダのルーキーである角田裕毅のドライバーコーチを務めている。角田裕毅にとって、今週末のイスタンブール・パークは初走行であり、週末を通して、アレクサンダー・アルボンからアドバイスを受けている。その甲斐あってか、角田裕毅はチームメイトのピエール・ガスリーから1秒遅れの10番手ではあったが、3度目となるQ3進出を果たした。
今週末、ドライバーコーチの件は話題になっていたが、土曜日のセッション後、Sky Sports F1のテッド・クラヴィッツがそのニュースを明らかにした。今季、アレクサンダー・アルボンは、DTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しているが、F1トルコGPではレッドブルF1のリザーブドライバーの役割のために参戦を見送っていた。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「F1とDTMの日程がそれぞれ変更されたことで、アレックスの日程が重なった」と説明。「今季、アレックスがDTMで示してきた実績を軽視した決定ではないが、アレックスにはイスタンブールで果たさなければならない任務がある」角田裕毅は、予選でのパフォーマンス向上に満足しているが、アルファタウリ・ホンダからもっと多くを引き出すことができたと感じていると語った。「チームにとって良い日でした」と角田裕毅はFormula1.comに語った。「ビルドアップは良かったと思います。正直なところ、フリープラクティスのペースを考えれば、予選でもっと上位に行けることを期待していました」「あまり満足はしていませんが、Q3に進めたことはポジティブです。トップ10からスタートしたほうがいいですからね」