トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、レッドブルがジュニアドライバーに過度にプレッシャーをかけているとの見方を否定した。レッドブルは、ジュニアドライバーに冷酷なことで知られており、昨年のブレンドン・ハートレーを含め、過去に多くのドライバーが成績不振を理由に短いシーズンでプログラムから外されている。
メルセデスの育成ドライバーとしてウィリアムズでF1を戦うジョージ・ラッセルは、レッドブルは若手ドライバーに多くのプレッシャーをかけており、それがミスに繋がっているとの見解を示している。「そんなことはないよ・・・それに気づいてさえいないくらいだ。実際、レッドブルのロゴがついているだけだ!『かっこいい!』と考えるだけだよ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「ウエアを着て、彼らのヘルメットをかぶっているけど、そこにプレッシャーはまったくなかった。本当に無邪気だったね」だが、アレクサンダー・アルボンは、2012年にレッドブルのジュニアプログラムから外されている。「2012年は十分に良い仕事ができなかった。だから、そうなるだろうなと思っていた。あの時は落とされるだろうとわかっていた」それでも2018年にF2でランキング3位を獲得したアレクサンダー・アルボンはトロロッソでF1デビューのチャンスを掴んだ。「モータースポーツに“ブラックリスト”はないし、常にカムバックするチャンスはある。あの期間はとにかく常に戻れるように頑張っていたし、強くなって、自分がカート時代の成功を失っていないことを示そうとしていた」「実際、それは比較的遅くにやってきた。人々が本当に僕を認識しはじめたのはGP3を戦っていた2016年だったと思う居ねは良い1年だったし・・・僕は戻ってきた!」アレクサンダー・アルボンは、チームメイトのダニール・クビアトが“チームリーダー”の役割を担っているとし、レッドブルのジュニアチーム志向の環境であるトロロッソは自分の成長に役立つだけだと考えている。「間違いなくクビアトは経験があると思う。彼のことはリーダーとして見ている」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「彼は以前に経験しているし、フェラーリからの経験もある。彼は集中すべきエリアを知っている」「人々はトロロッソのことをあまり認識していないと思う。全てのチームの大部分のルーキーが通過しなければならないことだと思う。ここはジュニアチームであるだけだ」「雰囲気はルーキーに合わせて調整されているし、多くの助けがある。シミュレーターで多くの時間を過ごせるし、もちろん、彼らはF2からやってきたドライバーがどこに苦戦する傾向にあるかをわかっている。彼らはルーキーがステップアップするためにどのエリアに集中する必要があるかを本当に理解している」