トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1デビューのために日産e.damsと結んでいたフォーミュラE参戦の契約を解消したが、彼らとの間に“わだかまりはない”と語る。昨年、レッドブルは2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー選定が難航しており、F2で活躍している元ジュニアドライバーのアレクサンダー・アルボンに白羽の矢を立てた。
トロロッソがその決断を伝えたのはアブダビでのレース週末が終わった後だった。「アブダビでのレース週末が日曜日に終わり、僕のフライトは月曜日の夜だった」とアレクサンダー・アルボンは語る。「ドバイのモールで靴を買おうとショッピングをして時間を潰していた。そこで(レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ)から電話を受けて、『わかりました。このまま留まります』と伝えて、フライトをキャンセルして、ポストシーズンテストを見学した・・・本当にそんな感じだった! 当然ながら、ちょっと非現実的だったよ!」しかし、アレクサンダー・アルボンは、すでに日産e.damsからフォーミュラEに参戦する契約を結んでおり、トロロッソから夢のF1デビューを果たすためには契約を解消するために交渉しなければならなかった。「僕たちは、契約を解消するチャンスがあるかどうかを確かめるかDAMSと話しをするために電話をかけた。そして、それはうまくいった。F2で彼らは常にF1にジュニアたちを輩出してきた」とアレクサンダー・アルボンは説明。「あの時は、僕たち全員にとってそれはニュースだったし、すべてが問題ないかを確認することが重要だった。彼らはあの都市でF2でのレースを手助けしてくれていた同じ人々だった。F2でシートを獲得するだけでも厳しい一年だったからね」「僕がF1でのチャンスを掴んだら、彼らは本当に快く僕をリリースしてくれた。僕たちはまだお互いに話をするし、それにわだかまりはなったくない」