トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、グリッド上で最もF1マシンでの経験が少ないなかでルーキーシーズンを始めたが、すぐに速さを示した。23歳のアレクサンダー・アルボンは、第2戦バーレーンGPで、ルノーの2台のリタイアもあったが、9位入賞を果たしてF1ポイントを獲得している。「バーレーンで念願のF1初ポイントを獲得できたのでよかった」とアレクサンダー・アルボンは語る。
「特に懸念はなかったし、チームスタッフの努力に報いることができた。ライバルのトラブルによる運もあったと思うけど、その恩恵を受けるためには、きちんとした信頼性を確保しておく必要があるし、その意味では実力で勝ち取ったと思っている」アレクサンダー・アルボンは、先週バーレーンで2日間のインシーズンがあったことに感謝していると語る。「F1での経験が浅い自分にとって、バーレーンでの2日間のテストはとても有意義だったし、テストで学んだことをレースに活かしていきたい」全体的にアレクサンダー・アルボンは、F1での最初の数週間を楽しんでいるとし、シーズンが進んでもその興奮の感覚を忘れないでいたいと語る。「この世界、特にF1では常にプレッシャーを感じてしまいがちだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「僕はそれを楽しむためにここにいる。僕はスポーツが大好きだからね。メルボルンで過ごした時間は本当に楽しかった」「僕はそのように受け止めている・・・まったくひるむことはなかったし、本当に楽しんでいる」アレクサンダー・アルボンは、トロロッソのF1チーム代表フランツ・トストから前向きなアプローチをとるよう奨励されていると語る。「フランツ(トスト)はいつも僕に『他のことは気にせずにとにかく自分のことをやりなさい』と言ってくれている。F1とは間違いなくそういうものだし、僕はそう理解している」アレクサンダー・アルボンは、中国での次の挑戦がバーレーンほど容易ではないことを承知している。また上海インターナショナルサーキットでレーをしたことがないため、最初からトラックを学ぶ必要がある。「ほかの多くのサーキットと同じく、上海も初めて走るし、シミュレーターで練習した限り簡単にはいかないと思うけど、それがレースだ」とアレクサンダー・アルボンは語る。「シミュレーターで試したので全くの未知ではないし、オンボード映像も見ているので、少しずつコツをつかんでいきたい」「シミュレーターで第1セクターなど、特徴的な場所があるのは分かっている。ロングコーナーで、予選で実際にターン1に突入したときには、凄まじいGがかかるだろう。走りがいのあるレースになると思いますし、中国に行くのは初めてなので楽しみだ」F1中国GPでアレクサンダー・アルボンは、初のタイ人ドライバーであるプリンス・ビラへのオーマージュとしてスペシャルヘルメットを着用する。「そして、中国GPは記念すべき1000戦目のF1グランプリだけど、それを記念したカスタムヘルメットを用意した。僕よりも前に、タイ人として初めてF1ドライバーとなったプリンス・ビラの功績を称えるものだ。プリンス・ビラは1950年にシルバーストンで行われたF1の第1戦から参戦しているレジェンドだ」関連:2019年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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