2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすアレクサンダー・アルボンは、今シーズンの目標は“すぐにペースを発揮する”ことだと語る。ロンドン生まれのタイ国籍のアレクサンダー・アルボン(22歳)は、今年、ブレンドン・ハートレーの後任としてトロロッソ・ホンダのドライバーに抜擢された。昨年、アルボンはF2選手権を3位で終えている。
レッドブルによるドライバー決定が遅れたことで、アレクサンダー・アルボンは、日産と結んでいたフォーミュラEの契約を解消しなければならなかった。かつてアルボンはレッドブルのジュニアプログラムを外された過去があり、サプライズでの抜擢となった。まだ、F1マシンを走らせたことのないアレクサンダー・アルボンだが、トロロッソ・ホンダでチームメイトとなる同じくレッドブル・ファミリーに出戻るダニール・クビアトに大きな差をつけられない決意でシーズンに挑むと語る。2019年の最大のチャレンジは何かと質問されたアレクサンダー・アルボンは「メインはすぐにスピードが上げていけるかになると思う」と Formule 1 にコメント。「バルセロンで4日間のテストがあるけど、僕はそれまでF1マシンを運転したことがない。メルボルンまで多くの時間があるわけではないし、もちろん、F1カーはF2とは非常にことなる。はるかに速い」「だが、クルマを知り、速く走ろうすることが主な問題になってくると思っている」アレクサンダー・アルボンは、この冬にF1でのチャレンジ備えるために体力的な面にも多くの時間を費やしていると述べた。「首、カーディオのテスト、血液検査、そして、何度かCTスキャンを受けたところだ。もちろん、できるだけ首を鍛えようとしている」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「体力的な要求は厳しいものになるだろう。だから、それが今まさに集中している部分だ。トレーナーがついてくれているし、メルボルンまでに最高の状態に整えたいと思っている」