トロロッソ・ホンダの2019年のF1ドライバー候補に挙げられているアレクサンダー・アルボンは、今週末はF1のことは考えずにF2でのタイトル争いに集中していると語る。DAMSからF2に参戦するアレクサンダー・アルボンは、現在、ランキング首位のジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)に37ポイント差の2位。今週末は最大で48ポイントの獲得が可能であり、数字上では逆転タイトルの可能性が残されている。
アレクサンダー・アルボンは、来期からのフォーミュラE参戦について日産e.damsを複数年契約を結んでいるが、レッドブルは2019年にトロロッソ・ホンダでブレンドン・ハートレーの後任としてアルボンを起用するために日産と契約解消のための交渉を行っており、バレンシアで行われたプレシーズンテストでアルボンは走行しなかった。トロロッソ・ホンダは、すでに2019年のドライバーとしてダニール・クビアトがチームに復帰することが発表しているが、アレクサンダー・アルボンの計画についての公式発表はまだ実現していない。レッドブルと日産が将来について交渉を続ける一方で、アレクサンダー・アルボンはジョージ・ラッセルにプラッシャーをかけることに集中していると語る。「今週末はF2での仕事に集中している。僕たちは自分たちの仕事をして、出来る限りベストを尽くしている」とアレクサンダー・アルボンは Autosport にコメント。「そこから僕の注意をそらすことは何もないし、自分の仕事外で起こっていることにあまり注意を払っていない」「アブダビで僕たちのパッケージは速いはずだ。集中して、自分たちのやり方に目を向けていく」「ジョージはかなり前にいるし、難しいだろうけど、今年レース1でDNFがあったのを見ているし、勝負はまだ終わっていない」「最後の仕事ができれば、ジョージにプレッシャーをかけられる。それでミスを誘えることを目指さなければならないし、僕たちのレースペースはどんどん良くなっていると思う」「最近のレースで僕たちは強かったし、週末に向けて興奮している」アレクサンダー・アルボンは、今シーズンここまで3度のポールポジションを獲得し、4勝を挙げている。昨年のアブダビ大会では、レース1で20番手からフィニッシュを果たし、レース2では2位でフィニッシュしている。アレクサンダー・アルボンは、最近のレースよりもアブダビでDMASは良い予選ができると考えている。アルボンの3回のポールポジションはシーズン前半に獲得したものであり、最近のラウンドでは予選に苦しんできた。「最後の数戦では予選に少し苦しんできたので、僕たちは予選に焦点を当てている。僕たちは改善していると思うし、何をしなければならないかはわかっている。いくつかアイデアがあるし、良くなるはずだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「ジョージには僕たちが何に取り組んでいるかは話したくないね! 今週末の予選は問題ないと思う」
全文を読む