2025年F1アブダビGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。12月7日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第24戦 アブダビグランプリの決勝レースが行われた。アブダビGPの中団から後方にかけての戦いも、2025年シーズンを象徴するような厳しいレースが続いた。11位のランス・ストロールから20位のフランコ・コラピントまで、それぞれのドライバーがペース不足や戦略の難しさと向き合いながら、最終戦で得られた成果と課題を振り返っている。
中でも今季で一旦F1シートを離れる角田裕毅は、チームへの感謝とともに「全力を尽くした1年」を丁寧に言葉にした。ハジャーやローソンといったルーキー勢、そして苦しいシーズンを過ごしたアルピーヌ勢まで、11〜20位のコメントには、未来への決意と確かな手応えが刻まれている。11位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「良いレースだったし、いくつか素晴らしいオーバーテイクもあった。チームの戦略も良くて、ヤス・マリーナでの最終戦でポイントを取れたのは嬉しい。振り返ればあと1~2周早くピットに入っていれば、もっと順位を上げられたかもしれない。今年はチームにとって厳しい一年だったし、望むほど競争力がなかった。だけどシーズン最後をポジティブな結果で終えられて良かった。」12位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「正直に言うと、今日ポイントを逃したのはとても残念だ。1周目からポーポイズに悩まされていて、僕たちが望むようなレース運びができなかった。昨日のマシンの感触はとても良かっただけに、今日ポイントを取れなかったのは本当に残念だ。F1初年度を振り返れば、良い結果や強い予選もあって特別な年だった。この1年を支えてくれたチームに感謝したい。とても価値のあるシーズンだったし、これから来年に向けてもっと大きな成果を目指したい。」13位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「今週末はずっと僕たちに強さがなく、今日も特別なことは起きなかった。1ストップ戦略を選んだことでDRSトレインにつかまり、そこから動きようがなかった。もっと重要なことはシーズン全体を振り返ることだ。僕は自分のやり方を貫き、チームとともに少しずつ改善し、最終的には良い形でシーズンを終えることができた。コンストラクターズ5位という目標を達成できて本当に嬉しい。来年に向けて高いモチベーションで臨むつもりだ。そしてランドの初タイトルを心から祝福したい。彼は素晴らしいドライバーで、自分らしさを失わずに最高の目標を達成できるということを証明した。」14位:角田裕毅(レッドブル・レーシング)「今日は本当に全力でポイントを取ろうとしていましたし、可能性はあったと思いますが、ペナルティがついて難しくなってしまいました。僕たちは違う戦略を選びましたし、ランドとのバトルまではうまく走れていたと思います。彼を抑えようとしたのですが、彼はとても速かったですし、その結果としてフラストレーションのあるペナルティを受けてしまいました。2回目のスティントに出たときには前のマシンを抜くのが本当に難しくなっていました。今年一年を振り返っても、最後まで全力を尽くしたと言えます。運に恵まれないレースも多かったですし、そうした小さな差が結果に影響することもあったのですが、それもレースです。ランドは今年ずっと素晴らしかったですし、今日もタイトルにふさわしい走りをしたと思います。本当におめでとうと言いたいです。また、マックスにもおめでとうと言いたいです。彼とチームがシーズンを通して見せたパフォーマンスは本当にすごかったですし、最後までタイトルを争い続けた姿勢は驚異的でした。マックスはグリッドで最も優れたドライバーですし、彼の仕事ぶりや限界を引き出す能力を見ると本当に刺激を受けます。最後に、エンジニアやメカニックのみなさん、そしてチーム全員に感謝したいです。来年もチームには関わりますので、今日は本当の意味での別れではありません。」15位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今夜はクルマのバランスに苦しみ、残念ながらポイント圏に戻るだけのペースがなかった。本当にタフなレースで、難しい一夜だった。ここ数戦は良い流れだったけれど、今日はうまくいかなかった。火曜日のテストでしっかり作業して、すでに焦点は2026年に向いている。長いシーズンで、望んでいた形では終われなかったけれど、コンストラクターズ2位を持ち帰ることができたのは良かった。オフシーズンに入ったら、この一年を振り返って改善点を見つけ、来年もっと強くなって戻ってくるよ。ランドにもおめでとうと言いたい。彼はふさわしいチャンピオンだし、マックスとオスカーにもよく戦ったと言いたい。本当に素晴らしい一年だった。」16位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「まずはランドのチャンピオン獲得を心から祝福したい。今年彼は大きく成長し、プレッシャーの中で結果を出し続けた。本当にふさわしいタイトルだ。僕たちのレースは今日かなり難しかった。スタートは素晴らしかったけれど、常にタイヤの優位性を持てる場面がなく、DRSトレインに引っかかってしまった。ここ数戦は厳しかったけれど、シーズン全体としては本当に良い一年だったと思う。このチームの一員であることを誇りに思うし、ミッドフィールド最上位で終われたことも嬉しい。秘密はない。ただ、努力と、ジェームスの良いリーダーシップ、そして強い基盤作り。それだけだ。僕たちは大きく前進したし、2026年に向けて大きな自信を持っている。来年が本当に楽しみだ。」17位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「今日は本当に厳しい日曜日だった。週末を通して十分なペースがなく、昨日9番手に入れたことが自分でも驚きだった。ポイントからスタートできたけれど、その位置を維持するのは難しいと分かっていた。ポジティブな面としては、F1初年度は本当に素晴らしい旅だったし、VCARBで達成したすべてのことを誇りに思っている。今日の結果は望んだものではなかったけれど、コンストラクターズ6位を達成できたことはチーム全員の努力の証だ。」18位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「コンストラクターズ6位、おめでとうと言いたい。今日は戦略とペースの面で苦しんだけれど、シーズン全体としては強い走りができたし、今回の目標は達成できた。短い冬休みのあとまた仕事に戻るのが楽しみだ。来年は自分にとって大きなチャンスになるから本当にワクワクしているし、チームに感謝している。」19位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「シーズンの最後を飾...
全文を読む