F1サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケは、自身が設計したF1アブダビGPの舞台ヤス・マリーナー・サーキットのレイアウトを擁護した。レッドブルのヘルムート・マルコは、F1アブダビGPのレース後に「私が覚えているなかで最悪のレースのひとつだった」と Sport1 にコメント。「おそらくハミルトンはボッタスよりも速かったし、マックスはキミよりも速かった。だが、彼らは近づいてもそれ以上は追いつくことができなかった」
「我々はトラックのレイアウトについて考える必要がある」高速化したF1マシンはより高いダウンフォースを特徴としていることがその一因かもしれないが、ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンも「このトラックは変更しなければならないと思う」と同意する。メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフも「レースはあまりスペクタクルなものえはなかった」と語った。「チャンピオンシップは終わっており、それも重要な役割を果たしたかもしれないが、新しいレギュレーションによってクルマはオーバーテイクが非常に難しくなっている」これらの批判を受け、トラックデザイナーのヘルマン・ティルケは、トラックを変更しても“何も変わらないだろう”と反論した。「今回のレースでは、速いクルマが遅いクルマより先行していたのでオーバーテイクがなかった。だが、それがトラックの欠点ではないのは確かなことだ」だが、ヘルマン・ティルケは、オーバーテイクがより容易になるように調整することに関してはオープンだと語る。「我々はこの件についてさらに議論していくのは確かだ」とヘルマン・ティルケはコメント。「すでにあるコーナーについて小さなアイデアはある。それは大きな影響を及ぼすかもしれない」