角田裕毅は、レッドブルの決定により、2026年F1シーズンをリザーブドライバーとして迎えることになった。その将来について、ハースF1チーム代表の小松礼雄がF1 2027年を見据えた質問を受け、可能性を完全には否定しなかった。角田裕毅は2025年シーズン終了後、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして過ごした厳しい1年を経て、レッドブルからリザーブへの降格を告げられた。2026年にはそのシートをアイザック・ハジャーが引き継ぐ。
2025年シーズン、角田裕毅は全22戦中7戦でポイントを獲得し、最高位はアゼルバイジャンGPでの6位だった。鈴鹿での日本GPを前にリアム・ローソンに代わってレッドブルに昇格したが、結果としてシートを守るには至らなかった。ハースF1チームと角田裕毅の再接近はあるのかハースF1チームは2024年にも角田裕毅獲得の噂があったが、当時はレッドブルが契約延長に動いたことで実現しなかった。その後、ハースは2025年に向けてオリバー・ベアマンとエステバン・オコンという新ラインアップを固めている。ベアマンとオコンは2025年のドライバーズランキングでわずか3ポイント差でシーズンを終え、両者とも少なくとも2026年末までは契約下にあるとされる。そうした中で小松礼雄は、将来のドライバー構想について次のように語った。「彼の将来についてはコメントできません。彼は我々のドライバーではありませんので」その上で、2027年を見据えた状況についてこう続けた。「2027年について言いますと、まずは2026年に集中しなければならないと考えています。ドライバーも新しいレギュレーションもあります」「多くのドライバーは、2026年がどうなるかを見たいと考えていると思いますし、その上で2027年に向けて、より良いチームを選びたいと考えているはずです」「そのため、2027年のドライバーマーケットは非常にオープンになると思います」「我々が自分たちをより良い立場に置くために重要なのは、競争力のある2026年シーズンを戦うことです。それが我々の焦点です」ホンダとの関係がもたらすもう一つの壁角田裕毅の将来を考える上で、長年の支援元であるホンダとの関係も重要な要素となる。ハースF1チームは2024年10月にトヨタとの技術提携を開始し、2026年からは正式に「TGR ハースF1チーム」として参戦する。一方で角田裕毅はホンダとの強い結びつきから、2026年にホンダと技術提携を結ぶアストンマーティンF1チームへの移籍がたびたび噂されてきた。しかしアストンマーティンは2026年に向け、サードドライバーとしてジャック・クロフォードと契約し、同時にフェリペ・ドルゴヴィッチはフォーミュラEへ転向している。角田裕毅が語った率直な胸中2025年アブダビGP後、角田裕毅はレッドブルの決定について率直な言葉を残している。「正直、がっかりしましたし、かなり腹も立っていました」そして契約上の制約が、他チームとの交渉を難しくしていたことも明かした。「選択肢はありませんでした。契約がレッドブルにありましたので、あまり動くことができませんでした」「外部からいくつか興味を示してもらってはいましたが、契約上、あまり多くを話すことは許されていませんでした」「ですので、レッドブルに集中していましたし、ここ数年はずっとレッドブルファミリーが最優先でした。ここで育ってきましたから」2026年をリザーブとして過ごす角田裕毅にとって、2027年は再びF1グリッドに戻るための重要な分岐点となる。その可能性は、2026年シーズンの勢力図と、各チームの判断次第で大きく左右されることになりそうだ。