角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ハンガリーGPの決勝をピットレーンスタートから追い上げる展開となったが、レース中のダメージやチームとの連携不足も重なり、再びポイント獲得には届かなかった。前戦ベルギーに続き、戦略と無線の混乱によるロスもあったと振り返り、夏休み前のこの2戦に対して「すごくフラストレーションが溜まっている」と率直な思いを語った。
ピットレーンスタートという難しい状況でしたが、実際のレースはどれほど厳しかったですか?角田裕毅: レースの中盤から終盤にかけてダメージを負ってしまって、それは自分ではどうしようもないものでした。そのせいでかなりペースを失ってしまったんです。それがすべてですね。あとは、コミュニケーションの部分でかなり改善が必要な場面もありました。自分がポイント争いをしている状況で、結構大きな影響が出る判断ミスがありました。しかもそれが、今回だけじゃなくて前のレースでも同じようなことが起きていて、2戦連続で続いているので、すごくフラストレーションが溜まっています。でも、しっかり改善して、後半戦に向けてまた頑張っていきたいです。前半戦はペース自体は良かった印象ですが、今の気持ちは?角田裕毅: そうですね、シーズン前半を通してポジティブな部分も多かったと思います。特にアップグレードを導入して以降、ずっといいパフォーマンスを維持できていました。実際にフロアを投入してからは、ずっとフェルスタッペンに近い位置で走れていて、それはプラクティスでも予選でも安定してました。他のドライバーにはできていないことも自分はできていると思うので、そこはポジティブに捉えています。でも、我々の目標はポイントを取ることなので、特に今回のような週末は本当に厳しかったです。だからこそ、しっかり準備して、後半戦で強く巻き返したいと思っています。