レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1ベルギーGP決勝で角田裕毅へのピットイン指示が遅れたことを謝罪した。角田はレース中盤、インターミディエイトタイヤからスリックタイヤへの交換タイミングで上位を走行していたが、チームからの指示が遅れたためピットに入ることができず、もう1周走行を強いられた。このタイムロスにより順位を落とし、最終的に13位でレースを終えている。
メキースはF1公式チャンネルのインタビューで次のように語った。「我々は彼に対して呼びかけるのが遅すぎた。それがポジションを失う結果につながった。彼は非常に良いレースをしていたのに、申し訳ない。クルーの準備はできていたが、我々の判断が遅れた。次は必ず改善する」ただし、メキースは週末全体のパフォーマンスには手応えを感じているようだ。特に、予選前に導入されたRB21のアップグレードにより、角田がチーム加入後自己最高の予選順位を記録したことを称賛した。「彼は昨日、本当に素晴らしい予選を見せてくれた。直前にアップグレードを投入したが、あのような難しいコンディションの中でマシンに適応するのは簡単じゃない。それでも彼は非常に良い仕事をしてくれた。とても嬉しく思っている」「決勝でも良いペースがあったし、確実にポイント圏内にいた。今回は残念な結果になったが、週末全体では前進できた。次戦ハンガリーGPに向けて、いい流れを維持していきたい」一方、マックス・フェルスタッペンについては、レース前の雨の可能性を見越して高ダウンフォース仕様を選択したことで、ドライコンディションではオーバーテイクが難しくなったと分析している。「今日はマックスがレクレールのギアボックスの中にいたようなレースだったね。ほとんどすべての周で彼の真後ろにいた」「雨を見越してややアグレッシブなセットアップを選択したが、その後は乾いてしまった。ドライではオーバーテイクの場面が少なく、あの仕様では厳しかった。マックスは全力で攻めていたが、抜くには至らなかった」
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